教員用F1 面接試験口頭表現
2. 志望動機の問いかけ : Please tell me a little bit about why you chose to apply for…
面接開始の挨拶が終わると、次に、コースの志望の目的や動機を聞く場面となります。よくありがちなのは、直接的な以下の表現です。
Why did you apply for (コース名)? (なぜ、..........コースに応募したのですか。)
これですと詰問調になってしまい、受験生を更に緊張させることにつながります。
同じ言い方でも、以下のようですと、和らぎが加わります。
Please tell me a little bit about why you chose to apply for ...,(decided to apply for...)? (どうして.......コースを選んだのか、また応募の決定をしたのか少し聞かせてくれませんか。)
また、choose to... は、「数ある中からわが校を選んでくれた」というニュアンスがあり、うまい表現という感があります。
基本的な考え方
修士コースなどの面接試験において、一般的には、(1)志望の動機 (2) 学問研究の適正 (3)卒業後の進路やキャリアへの期待などをいくつかの質問によって確認します。それには英語独特の表現もあるため、それらを適切に使うことによって、必要な回答を確実に得ることができるようになれることを目指します。

山本愛一郎(やまもとあいいちろう)前JICE総務部特任部長
JICE職員向け英語研修の講師や各種英文校閲を担当。
東京外国語大学英米語科卒、米国コロンビア大学国際行政大学院修士
※本ページでは欧米的表現を使用しています。