教員用F1 面接試験口頭表現
1. 面接開始時 : May I have your full name and the date of birth?
面接開始の挨拶として、日本の風習では、面接者は自己紹介せず、面接対象者だけに自己紹介をさせることが多いかと思います。しかし、外国人に面接する場合、これはアンフェアに受け取られます。
まず、 面接官の方から、Hello, My name is Prof. ...... Department of (学科名). と名乗ります。 そのあと、Thank you for attending the interview today. (本日は面接試験に来ていただきありがとうございます。)と感謝の言葉を述べると更に良いでしょう。
学生は大学にとって大切なクライアントであるという意識を持つ必要があります。
最近はスカイプ等による面接も多いですが、相手が遠いところからはるばる面接を受けに来てくれた場合には、Thank you very much for coming all the way from.......(地名). (~という遠方から来てくださりありがとうございます。) などとねぎらいの態度を示しましょう。
次に、相手の名前を確認する際には、May I have your full name and the date of birth? (あなたのフルネームと生年月日を言ってください。) と聞いてみましょう。生年月日を確認するのは、替え玉受験を見抜くための一つのコツなのです。
基本的な考え方
修士コースなどの面接試験において、一般的には、(1)志望の動機 (2) 学問研究の適正 (3)卒業後の進路やキャリアへの期待などをいくつかの質問によって確認します。それには英語独特の表現もあるため、それらを適切に使うことによって、必要な回答を確実に得ることができるようになれることを目指します。

山本愛一郎(やまもとあいいちろう)前JICE総務部特任部長
JICE職員向け英語研修の講師や各種英文校閲を担当。
東京外国語大学英米語科卒、米国コロンビア大学国際行政大学院修士
※本ページでは欧米的表現を使用しています。