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国際理解教室を開催しました

bangladesh_1.jpg 好奇心に溢れた子供たちの瞳がバングラデシュの雑貨に注がれます(左がJICE研修監理員)。
1月20日、JICE東北支所では、宮城県利府町立利府小学校からの依頼を受け、5年生を対象とした国際理解教室を開催しました。

テーマは、「もうひとつのカレーの国」。カレー=インドというイメージを持っている児童に、バングラデシュ国を紹介しました。講師は、同国出身のベンガル語の研修監理員です。

まず、3人の子供と先生にカラフルな民族衣装を着てもらいました。「きれい!すごい!」と一瞬にして子供たちの目が輝きました。

その後、雑貨やスライドを見せながら国の紹介をしましたが、子供たちが一番興味を示したのは、国旗でした。「日の丸」と同じデザイン、けれどその色の違いが現すバングラデシュの歴史や自然にたいへん強い印象を受けたようでした。

国紹介の後は、待ちにまったカレー作りです。日本のカレーとは全く異なったシンプルな豆カレー。講師が調理する周りを子供たちが囲み、豆やスパイスを入れる手伝いをしました。出来上がったカレーは給食の一品になり、講師と児童の楽しい交流時間になりました。

講師の話を真剣に聞き、料理に目を輝かせる子供たちの姿から、「国際理解」とは、初めて見るものへの好奇心からつながっていくものだと実感しました。

今回の授業で感じたことが、「国際理解」への第一歩になってくれたら嬉しいです。今後も、29の言語に対応可能な研修監理員という『JICEの知』を活かして、地域の子供たちの「国際理解」のお手伝いをしていきたいと思います。
bangladesh_2.jpg 子供たちの心に刻まれた異国への興味。国際理解への大きな一歩となりました。