「体感しよう!ベトナムの風」
ベトナム高校生訪日団・明治大学交流プログラム
アジア
国際交流

「こんにちは!」という訪日団の元気な挨拶で始まった交流プログラムには、ベトナム訪日団高校生20名、引率者2名と明治大学学生26名が参加し、異文化体感ゲームや学食体験、キャンパス周辺散策ツアーが行われました。アイスブレイキングですっかり打ち解けた参加者は、寸暇を惜しむがごとく交流を深め、ゲームでは大いに盛り上がり、議論では真剣に話し合うその表情の変化が大変印象的でした。「価値観」をテーマに行った異文化体感ゲームでは、「基本的なことは国が違ってもみんな同じである」「異文化と一言で言うけれど、同じ人間どこかは共通点があるはず」というように、参加者それぞれの中で新しい発見があったようでした。プログラムの最後には訪日団によるベトナムの踊りと日本の歌「ふるさと」の披露があり、最後は全員が壇上に上がって抱き合ったり、メールアドレスを交換したりしながら別れを惜しみました。
準備からご協力いただいた西川教授からは「こういう草の根の国際交流が将来おおきな絆につながると得心いたしました」との感想をいただきました。「新たな課題が出来たと思う。私も彼らのように、パワフルで積極的に世界とつながっていければと思った」「僕もいつかベトナムを訪れて、今日感じたことが正しかったのか否か、直接ベトナムの風に触れて確かめてみたいと思った」という交流を終えた明大生の言葉から、すでに世界との確かな絆が育まれていることが感じられました。
JICEは、2009年度明治大学政治経済学部が開催した「国際社会におけるキャリア入門講座」に講師を派遣し、事業紹介や国際社会で働く意義・必要なスキルについて複数回に渡り講義を担当しました。今回は本講座を通して築いた同大学との連携をもとに、本講座への参加を機に関心を高めた同大学学生による実体験を得るニーズ、昨今高まっている訪日団の大学訪問への要望をつなぐことができました。本プログラムが両者にとって新たな未来を導くものとなり得れば幸いです。JICEは今後も様々な大学との連携を通して、日本とアジアの青少年の活発な交流を後押ししていきたいと考えています。
明治大学のホームページはこちらから。 http://www.meiji.ac.jp/koho/hus/html/dtl_0005693.html