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UNDPとの契約で実施したウズベキスタン国カイゼン研修

アジア 国際研修

 この度、JICEは、国際連合開発計画(UNDP)と契約を締結し、ドイツ技術協力公社(GTZ)及びウズベキスタン商工会議所の協力の下、「ウズベキスタン カイゼン研修」を、平成221126日(金)~123日(金)の日程で、名古屋(中部支所)にて実施しました。

 研修参加者は、UNDPウズベキスタン事務所から1名、GTZウズベキスタン事務所から1名、ウズベキスタン商工会議所から4名、民間のコンサルタント会社から2名の計8名の陣容で、その殆どが管理職の立場の方でした。また、今回の参加者は、自国でカイゼンの基礎理論を既に研修済みであり、本研修の目的は、日本の企業におけるカイゼンの取組み、実践例を視察し、自国への更なる応用を図ることでした。

 研修は、下記の日程で実施されました。

 1126日(金) 来日(成田国際空港)、開講式、ブリーフィング

 1127日(土) 東京都内視察、名古屋への移動

 1128日(日) <講義>「ものづくりの考え方と構成」

<視察>トヨタテクノミュージアム産業技術記念館

 1129日(月) <視察>トヨタ自動車株式会社

<講義>「トヨタ生産システム(TPS)とカイゼン」

 1130日(火) <視察>株式会社デンソー

 1201日(水) <視察>株式会社豊田自動織機

<視察>アツタ起業株式会社

 1202日(木) 討論会、帰国準備

 1203日(金) 帰国(関西国際空港)

 今回の研修参加者は、いずれも目的意識が明確であり、研修に対する取組みも真摯なものでした。特に、企業の工場を視察した際には、現場での質問が多数出され、活発な質疑応答が行われました。日本の企業におけるカイゼンの取組みへの理解を深めると同時に、自国への適用をいかに図るかを常に意識している姿勢が如実に見受けられました。

 最終日の討論会の席上、本研修の所期の目的は十分に達成され、高い評価を研修参加者から得ることができました。

 また、一週間という短期間の滞在でしたが、日本の文化や日本人の考え方についても研修参加者は理解を深めることができました。これは、カイゼンを理解する上でも、有益なことです。

今後とも、各講師、視察先各社のご支援、ご協力を仰ぎつつ、現地の多様なニーズに合致した研修プログラムを企画、提案し、ウズベキスタンから継続的に研修参加者を受入れていきたいと考えています。

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