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ラオス国民議会事務局向け研修プログラム

アジア 国際交流

JENESYS Lao.jpg21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS Programme)」の一環で、2011227日(日)から36日(日)の8日間ラオスより国民議会事務局担当者が来日しました。 一行は日本の国会に当たる国民議会と同地方事務所の若手職員20名で、日本の議会の仕組みや運営制度、選挙制度についての理解の促進と日ラオス間の議会交流を目的に国会及び地方議会を訪問しました。特に現在、地方議会が存在しないラオスでは、2015年までに地方議会制度を作る取組みが進められている中での来日で、どの訪問先でも活発な意見交換が行なわれました。

 訪日団は国(衆議院)、県(茨城県議会)、市(守谷市議会)の3層の議会を訪問し、意見交換では鋭い質問が出されました。その熱心な姿勢は、ご協力いただいた日本側関係者にも大変印象深かったようです。また公務員倫理法を紹介するプログラムではラオスの規定との違いに高い関心を示し、最終日に行った報告会で、自国のものについても今後見直していくとの発表が行われていました。

 このような専門的なプログラム以外に、環境に積極的に取組んでいる工場の視察や来日期間と重なった33日雛祭りの見学などを行い、一足早い桜の花も見ることが出来ました。また日本人との交流会では訪日団全員が憧れの着物を着ることができ、この時ばかりは子どものように喜ぶ一面を見せていました。

 日本を様々な面から見て学び、8日間を充実して過ごした訪日団は、大きな成果と共に帰国の途についていただいたようです。その目にはラオスで今後何が出来るのか、新たな課題も見えてきているようです。