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中国江蘇省人民対外友好協会日本韓国訪問代表団 来訪

アジア 複合(事業)

中国江蘇省人民対外友好協会の扈海鷗秘書長を団長とした訪問代表団6名が、 2012年8月1日から8月3日まで北海道を訪問し、道内機関の視察を行いました。


JICEでは2010年、江蘇省人民対外友好協会と農業、環境、医療、教育などの分野での 人材育成を目的として友好協力協定を締結しており、今後の有意義な相互交流の可能性を探るべく、 日本の食料基地と呼ばれる北海道の“農”“食”、そして日中共通の課題である“高齢化社会”に 関して理解を深められるような視察プログラムを実施しました。


1日目は、北海道の農業の発展に大きく貢献している酪農学園大学と株式会社町村農場(ともに江別市)を訪問しました。 酪農学園大学では、有機農法を専門とする岡田正裕教授より、北海道農業の歴史を学ぶと共に、 最先端有機農法について講義を受け、野菜栽培地を見学しました。 町村農場では、単体農家では国内初の導入であるバイオガスプラントの見学等、 循環型農業を目指す先進的な経営について町村均社長より説明を受けました。


 
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【酪農学園大学での有機農業に関する講義】  【町村農場にてバイオガスプラント見学】

2日目の午前中は、MOEホールディングス株式会社が運営する介護付有料ケアハウス(札幌市)を訪ね、日本の介護福祉施設の新しい形態について見学しました。 今後、中国でも大きな課題になると予想される介護福祉の理解深化のため、移動中の車内では、北海道日中友好協会の町田真英理事長より日本の医療福祉サービスの全体像と個別の状況について紹介がありました。


同日午後は、食品加工・販売企業として、昆布製品を販売する有限会社利尻屋みのや(小樽市)及び50年以上札幌で食肉加工を行う丸大大金ハム株式会社(札幌市)を訪問・見学しました。 有限会社利尻屋みのやでは小樽の地域観光振興を目指した事業展開について、 大金ハムでは良質な食肉加工製品の生産・管理方法を学ぶとともに製造過程を見学し、 両社の製品販売に関する工夫や、良質な製品へのこだわり、 きめ細やかな管理等、技術のみならず企業の姿勢等も印象深いものでした。


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【施設の最新設備の見学】   【大金ハム食肉加工工場見学】   【利尻屋みのやの地域振興事業】

また、滞在中、日頃中国或いはJICE事業に関わられている道内機関の方々とともに代表団歓迎会を開催しました。関係機関の活動を紹介するとともに、出席者一同、今後の双方の連携・協力への期待について意見交換が行われ、貴重な場となりました。


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【代表団歓迎夕食会にて】
  (前列左より)札幌日中友好協会 菊地栄子 前副会長、北海道日中友好協会 町田真英 理事長、
滝川市 前田康吉 市長、JICE 山野幸子 専務理事、江蘇省人民対外友好協会 扈海鴎 秘書長、
中国駐札幌総領事館 蒋春雷 領事、(公財)札幌国際プラザ 中田博幸 副理事長


最終日には東京に移動し、松岡和久理事長とともに今後の訪日研修の可能性等について、意見交換を行いました。


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今回は北海道ならではの“農”“食”“介護福祉”をテーマにプログラムを実施いたしました。 代表団の方々は、中国と相違ある各機関の取り組みやその姿勢に興味を示し、大変熱心に意見交換されていました。今後、北海道の持つ知見・可能性と中国のニーズをつなぐ存在として、北海道の魅力を発信していきながら、効果的なネットワーク構築、日中交流の活性化に貢献していきたいと思います。


北海道支所 新田絢香 記