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日中震災ボランティア交流-復興に向けて共に歩もうー

アジア 複合(事業)

このたび、日中友好の一環として、中国日本友好協会及び日本国際協力センター(JICE)が、JICE友好交流基金を活用して、中国四川大地震のボランティア経験者9名を2012年10月9日~10月14日の6日間、日本へ招聘し、東日本大震災のボランティア経験者との交流や被災地の視察を行いました。


財団法人日本国際協力センター(JICE)が2011年11月に池田誠氏(財団法人北海道国際交流センター)を団長とする、東日本大震災ボランティア経験者15名を中国へ派遣し、「日中協力地震緊急救援能力強化計画プロジェクト」を実施する北京の国家地震緊急救援訓練基地や四川省の中でも最も被害が大きかった地方の1つ、北川県にてボランティア活動を行っている方がたと意見交換し、交流を深めました。今回の招聘はその相互交流事業の一環で、中国日本友好協会の関立トウ(丹の右側にさんづくり)秘書長を団長として、9名のボランティア経験者が来日しました。


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【中国震災ボランティア代表団と四川省派遣プログラムの参加者】

今回の招聘目的は(1)日本の震災ボランティアとの交流を通して、相互理解、友情を深める、(2)東日本大震災の被災地にてボランティア活動を行い、現地の人々と交流する。(3)日本の震災時の救助、防災教育についての知識を深める。(4)ホームビジットを通して、日本の一般家庭の日常生活を体験し、日本社会への理解を深めると同時に、友好関係を築く、の4つです。


東京ではJICAにて四川省でのプロジェクトや緊急援助隊の活動などについて講義を受け、東日本大震災のボランティア活動を行っているグループとの意見交換を行いました。

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【JICAで緊急援助隊の活動についての講義】   【ボランティアグループ同士の活動発表】

また宮城県石巻市では海岸清掃のボランティアを行う予定でしたが、天候悪化により、IVY石巻事務所ボランティアコーディネーターと被災地視察を行いました。1年半たった今も仮設住宅で生活している人も多く、お互いの被災経験を話し合い、励ましあいました。


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【被災地域の小学校を視察】   【仮設住宅の現状を聞く】

その後、札幌市消防局のご協力の下、札幌市民防災センターにて防災教育の視察、白石消防署にて救助チームの訓練の視察、北京の国家地震緊急救援訓練基地へ派遣された専門家たちとの意見交換等を行いました。


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【防災教育のアトラクションを体験】   【札幌市消防局での意見交換会】

また、一般家庭へのホームビジット、学生ボランティアとの交流、東日本大震災市民ボランティアネットワーク「むすびば」との意見交換も行い、より身近な市民との交流ができました。最終日には2011年の四川省への派遣事業参加者と再会を果たし、この1年の活動等を報告しあいました。


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【ホストファミリーの温かい出迎え】   【被災者支援についてディスカッション】

今回のプログラムの参加者たちは実際に被災地を訪問し、震災ボランティアとして活動している人たちとの交流を通して、「被災地の復興のために何かしたい」という気持ちを新たにし、帰国しました。今後もお互いの知恵や経験を共有し、震災復興に貢献できるようなボランティア同士の交流を続けていきたいと思います。


北海道支所長 飯塚 友佳里