アブダビ教育評議会と教育分野での協力に関する覚書を締結
財団法人日本国際協力センター(JICE)は、アブダビ教育評議会との間で2013年2月10日、留学を含む教育分野での協力に関する覚書を締結いたしました。
覚書締結に際し、アブダビ教育評議会のムギール・ハミス・アル・ハイリ事務局長は、「アブダビの社会経済の発展に寄与する工学・科学等の分野において、アブダビの若者たちが日本の大学へ進学する機会が増える事を期待する」と述べ、JICE松岡和久理事長からは、「35年にわたる人材育成の知見を用いて、アブダビ首長国の人材育成に協力できることは光栄であり、両国間の未来のために知恵と知識を共有していきたい」と述べました。
アラブ首長国連邦アブダビ首長国では、脱石油依存経済を目指して知識集約型社会実現のために、高度な人材を育成する事が急務となっています。JICEはこれに貢献するために、日本への留学生の増加や人材育成及び両国間の文化交流拡大を目的としたデスクをアブダビ首長国に設置する予定です。
署名式には、茂木敏充経済産業大臣、アブダビ経済開発庁ナッサー・アハメド・アル・スウェイディ長官、加茂佳彦在アラブ首長国連邦日本国大使等が出席され、JICEを含め投資促進や医療分野での協力等10件の署名がおこなわれました。
JICEはこれまで同国において、公務員向け行政サービス向上カイゼン研修の実施や、日本人学校のUAE児童保護者に対する支援業務等を行う国際協力専門員の派遣などの活動を推進してきました。また、平成24年度からは経済産業省の支援のもと、再生可能エネルギー都市であるマスダールシティに位置するマスダール工科大学院大学(Masdar Institute)からのインターン生受入事業を開始し、アブダビ首長国の人材育成協力に貢献してまいりました。
当センターでは近々設置される予定の日本・アブダビ教育支援センター(仮称)を中心に、アブダビ首長国の人材育成に貢献することを通して、両国間の友好関係を推進していく所存です。各教育機関、関連企業の皆様のご指導とご支援をお願い申し上げます。
![]() |
![]() |
|
署名式に臨むJICE松岡理事長(左)と アブダビ教育評議会のアルハイリ事務局長 |
署名式を終えて |