JICEの国際交流とは

参加者の声

【インタビュー】JENESYS2.0参加者で、日本でトレーニング中のマラソン選手メアリー・ジョイ・タバルさんにインタビューを行いました。

JENESYS
国内プログラム

メアリー・ジョイ・タバルさんは2014年9月、JENESYS2.0の一環として、マラソン交流のプログラムに参加しました。タバルさんは、フィリピン女子マラソン選手で、リオデジャネイロオリンピックにも出場しているほか、2017年の東南アジア競技大会の女子マラソンでは金メダルを獲得しています。JENESYS2.0での訪日時にお世話になったコーチと連絡を取り、2016年から日本でのトレーニングを開始しました。現在は東京オリンピック出場資格を得るために、日本を練習拠点として日々トレーニングを続けています。 

―どうしてJENESYS2.0に参加したのでしょうか?また、JENESYS2.0で一番印象に残っていることは何ですか?

日本は世界で競える、トップクラスの国のうちの一つだったので、スポーツ交流のプログラムに参加しました。
プログラムの中で、特別に東京と山梨にあるいくつかのトレーニング施設やレース会場を訪問することができました。
日本食を楽しみ、富士山を見ることもできました。
山梨学院大学の学生たちと一緒に行ったトレーニングは、私にとって初めて同じ年頃のアスリートと一緒のトレーニングであり、とても印象深いものでした。 

―JENESYS2.0への参加は、あなたのキャリアにどのように影響を及ぼしましたか?

JENESYS2.0に参加した後、フィリピンのトップアスリートの一人として、日本での経験を共有しました。また、恵まれない子供達への草の根プログラムを実施して、子供達に走ることを教えました。

都内にて
練習風景

―現在の日本での生活はいかがですか?

在留資格無しで長期宿泊施設を見つけることの難しさなどいくつか困難なこともありましたが、ここ東京で走ることが好きです。日本文化、特に規律ある文化は素晴らしいと思っています。美味しい食事と親切な人々も魅力的です。

―東京オリンピックに向けて目標や意気込みを教えてください。

2016年のリオデジャネイロオリンピックの後、2020年の東京オリンピックで走ることを夢みてきました。出場参加資格を得るために努力を重ねていきます。この美しい国にもう一度戻ってこられることを願って頑張ります。

近影
お世話になっているコーチ、JICE職員と
左から二人目、宇佐美彰朗氏 NPO法人日本市民スポーツ海外交流協会 副理事長
右端、保原幸夫氏 NPO法人日本市民スポーツ海外交流協会 専務理事

問い合わせ先

JICE 国際交流部 青少年交流課

03-6838-2730