JICEの国際交流とは

参加者の声

【インタビュー】カケハシ・プロジェクトに参加した米国のデイジー・マリコさんにメールでインタビューを行いました。

KAKEHASHI
国内プログラム
デイジー・マリコさんは2016年度のカケハシ・プロジェクトに参加し、日本を訪問しました。帰国後、今度は日本の大学へ留学のために再来日し、国際開発を学びつつ、英語教師のアシスタントとしても働いていました。現在は米国に戻り、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で働いています。  ―カケハシ・プロジェクトへ参加した理由は何ですか?  カケハシ・プロジェクトに参加したのは、私のルーツについてもっと知りたかったからです。私は日系3世です。このプログラムは、私の日本人としての側面をもっと知り、日本文化に触れる機会になると思いました。日本にはとても行きたかったですし、このプログラムに参加する同世代の人たちとも知り合いたいと思いました。 ―カケハシ・プロジェクトで一番印象に残っていることは何ですか?JICEの企画したプログラムで良かった点を具体的に教えてください。また、改善点があれば具体的に教えてください。  私たちは日本のいろいろな場所に行き、様々な産業についてのワークショップに参加して学ぶことができました。最も印象深かったのは、ホームステイです。参加者の女子数名と一緒にホストマザーのお宅に何日かステイしました。家庭料理をいただき、地元のお寺に行き、まさに本当の日本を感じることができました。プログラムの最後には、米国に帰国後、この経験と日本で学んだことを、どのように人々に伝え、どのように、より多くの人に日本を知ってもらうかということを、参加者全員で話し合いました。時間をとって経験を振り返り、そこから学ぶということは大事なことだと思います。また、日本の食べ物はとてもおいしいので、いろいろな食事場所に行けたことにも、たいへん満足しました。 

【インタビュー】JENESYS2017/SAARC1陣に参加したバングラデシュのサイド・アブドゥル・ハリムさんにメールでインタビューを行いました。

JENESYS
国内プログラム
サイド・アブドゥル・ハリムさんは2017年11月にJENESYS2017の一環として「経済協力」をテーマとするプログラムに参加しました。ハリムさんは、現在国際協力機構(JICA)が支援する都市建築安全プロジェクトでアシスタント建築家として働いています。  ―JENESYS2017にへ参加した理由は何ですか? JENESYSに応募した当時、私はダッカ大学日本語学部の修士課程にいました。日本に関する学術的知識を習得して、現実に結び付けたいと考えていました。私は勤労学生でしたので、自己負担での日本訪問はほぼ不可能なことでした。JENESYSが、私に完璧な機会を与えてくれたのです。旅費と滞在費を負担してくれただけでなく、コーディネーターが終始同行してくれ、さらに、日本の家庭にホームステイもさせてくれました。ただの外国人旅行者だったら、日本の普通の家庭に滞在することは難しいですが、このプログラムのおかげで、日本の社会、人々、技術、革新、歴史、建築など様々なことを体験することができました。以上が、私がこのJENESYSに参加した理由です。 ―JENESYS2017で一番印象に残っていることは何ですか?JICEの企画したプログラムで良かった点を具体的に教えてください。また、改善点があれば具体的に教えてください。  JENESYSで一番印象深かったことは、ホームステイです。これは本当に“ひと箱のチョコレート”のような体験です。何が起こるかわからないのです。私たちはいくつかの小さいグループに分かれて、それぞれ別の日本人家庭を訪問したので、人によって、経験したことが違ってきます。私の経験を詳しくお話します。 私は、同じバングラデシュからの2人とともに、河門前家の“養子”になりました。”adopted(養子になる)”という言葉を使ったのは、河門前さんが私たちを、二人の自分の息子同様に実の息子として扱ってくれたからです。お母さんは本当に優しく思いやりのある人でした。いつも笑顔で、よく世話をしてくれました。私たちは十分大人で、自分で自分のことをできるのにもかかわらず、お母さんは、私たちが3泊した間、毎晩、私たちのベッドを整え、部屋が適温か確かめてくれました。私たちが熱帯の国から来ていて、北日本の寒い気候には慣れていないだろうと、いつも気にかけてくれました。食事の時は、文字通り、テーブルを料理の皿でいっぱいにしてくれました。私たちがイスラム教徒なので、お母さんは、高価なのにもかかわらず、わざわざハラルミートを用意してくれました。地元のスーパーに連れて行ってくれたとき、お母さんが、食べたいと思うものを選びなさいと言ってくれました。私は柿を選び、お母さんが払ってくれました。そのあと、お母さんの友人の家に行ったとき、そこには私たちのために、たくさん柿が準備してありました。お母さんはそのことを知っていたにも関わらず、私がスーパーで柿を選ぶことを止めなかったのです。日本人はお金を使うことに慎重だと本で読みました。でも、お母さんの気前の良さは私たちの考えを変えました。

【インタビュー】カケハシ・プロジェクトに参加したカナダのロザベラ・アセロさんにメールでインタビューを行いました。

KAKEHASHI
国内プログラム
ロザベラ・アセロさんは2018年度のカケハシ・プロジェクトに参加し、日本を訪問しました。今年大学を卒業後、JETプログラムに応募し、日本で先生として働くことを目標としています。 ―カケハシ・プロジェクトへ参加した理由は何ですか?  日本と日本文化を学ぶことにたいへん興味があります。私が持っている日本とカナダの知識を、両国を結ぶカケハシとして活用したいと考えていました。 ―カケハシ・プロジェクトで一番印象に残っていることは何ですか?JICEの企画したプログラムで良かった点を具体的に教えてください。また、改善点があれば具体的に教えてください。  カケハシ・プロジェクトの内容の多面性がとても良かったです。日本を様々な観点から見ることができました。例えば、講義からは日本の政治を、パナソニックミュージアムでは日本の産業を、彦根城では日本の歴史を知ることができました。それにホームステイでは日本人の日常生活を体験することができました。

【インタビュー】JENESYS2015/SAARC1陣に参加したスリランカ民主社会主義共和国のツシタ・ディルシャンさんにインタビューを行いました。

JENESYS
国内プログラム
ツシタ・ディルシャンさんは2016年1月にJENESYS2015の一環として「エネルギー」をテーマとするプログラムに参加しました。ディルシャンさんは、文部科学省(MEXT)の奨学生として東洋大学大学院に留学中です。 *JICE本部を訪問してくれた際に撮影した動画でのインタビューもFacebookにて公開しています。 インタビュー動画:vol.1 ―どうしてJENESYS2015に参加したのでしょうか?  子供の頃から日本に行くことは夢でした。学部生だった時に、大学よりこのプログラムに応募してみないかと問われ、喜んでJENESYS2015に応募し、そして幸運なことに選抜されました。このきっかけがまさしく日本を大好きになる、絶好の機会でした。  ―一番印象に残っていることは何ですか?  全てのプログラムが面白く、印象深いものでした。その中でも、ホームステイが一番思い出深く印象に残りました。自分を含めたスリランカの学生3人を一つのホストファミリーが受け入れてくれました。自分達の中の誰も日本語を話すことができず、またホストファミリーのお父さん、お母さんも英語があまり話せませんでした。けれども、皆とても楽しく過ごし、様々な方法でもってたくさんコミュニケーションを取りました。独特で伝統的な農家で素晴らしい経験ができ、また初めて温泉に入ったことは忘れられません。

【インタビュー】JENESYS2.0に参加したインドのバネルジー・トリシットさんにインタビューを行いました。

JENESYS
国内プログラム
バネルジー・トリシットさんは2014年度のJENESYS2.0に参加し、日本を訪問しました。帰国後の2015年に東北大学に留学し、現在も東北大学大学院博士課程の一年生に在籍しています。2019年に行われた第8回全国学生英語プレゼンテーションコンテストにて文部科学大臣賞(最優秀賞) (主催:神田外語グループ・読売新聞社)を受賞しました。 *動画でのインタビューもFacebookにて公開しています。 インタビュー動画 vol.1 / vol.2 / vol.3 ―JENESYSで一番印象に残っていることは何ですか?  2014年のJENESYS 2.0は、私にとって、初めてインドを出た経験でした。日本についてごく僅かな知識しかなく、何を期待したらいいのかもわかりませんでした。日本に関する固定概念を色々と持っていましたが、東京の武蔵野市にある学校を訪問した時に世界観が本当に変わりました。そこで日本の伝統的な茶道を教えてくれた若い生徒に会いました。交流の最後に、彼女に将来何になりたいのかを尋ねたところ、お菓子職人になりたいと彼女は言ったのです。彼女の答えにとても感動しました。同時に、東京のような大都市であれば、何にでもなれる可能性があるのに、なぜ彼女はお菓子職人になることを夢見ているのだろうかと思いました。彼女の仕事に対する真の情熱と誇りを感じ、私も前向きな姿勢で自分達の世界に目を向けようと思いました。何があっても、もっと自信をもって自分の夢を追いかけようと思い、インドへと戻りました。 ―JICEスタッフやコーディネーターのサポートはどうでしたか?また改善点があれば教えてください。  JICEスタッフとコーディネーターはとても献身的で、プログラムを思い出深いものにしてくれました。私のグループを担当してくれたコーディネーターの市橋仁美さんはプログラムの間、わたしたちが大丈夫かどうかをいつも確認してくれていました。彼女は、成田空港のセキュリティチェックを通過するまで見送ってくれました。今でも連絡を取り合っていて、東京に行く機会があれば会っています。まるで自分が日本の大家族の一員のような気分になり、これもJICEのサポートのおかげだと思います。

【インタビュー】カケハシ・プロジェクトに参加した米国のアレックス・バーナーさんにメールでインタビューを行いました。

KAKEHASHI
国内プログラム
アレックス・バーナーさんは2017年度のカケハシ・プロジェクトに参加し、日本を訪問しました。現在は、JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)の外国語指導助手として沖縄県の高校に赴任しています。 ―どうしてカケハシ・プロジェクトに参加したのでしょうか?  私が2017年度のカケハシ・プロジェクトに参加したのは、JETプログラムに申し込み、最終的にALT(外国語指導助手)となる前に日本とその文化を経験してみたいと思ったからです。日本の大学生に会えるとても良い機会でもありました。 ―一番印象に残っていることは何ですか?  カケハシ・プロジェクトの中で印象深かったことは、プログラムの編成の良さ、そして出会い、交流した人々のおもてなしです。訪問した大学で日本の学生達よりとても温かな歓迎を受け、とても楽しかったです。彼らが米国の自分の大学に来た時に開いた歓迎会を同じように楽しんでくれていたらいいなと思いました。

【インタビュー】JENESYS2018マレーシア派遣に参加した長野県篠ノ井高等学校の学生がJICEを訪問しました。

JENESYS
海外プログラム
JENESYS2018マレーシア高校生派遣事業に参加した長野県篠ノ井高等学校の生徒及び引率教員がフィールドワークの一環としてJICEを訪問し、JENESYS参加生徒4名によるマレーシア研修成果報告等が行われました。JENESYS参加生徒の橋詰さん、松林さん、向本さん、柳沢さんにインタビューを行いました。 ーどうしてJENESYSに参加したのでしょうか? 橋詰:学校が私たちにJENESYSに参加するチャンスをくれたので、参加することができました。 松林:海外に興味がありたくさんの経験ができそうだと思ったからです。 向本:もともと海外留学に興味がありましたが、一歩踏み出す勇気がなかった時に学校でJENESYSのプログラムを知って参加したいと思いました。 柳沢:自分の視野を広げるため、海外プロジェクトに参加したいと考えたためです。また、日本の伝統文化・ポップカルチャーなど日本の良い面を知ってもらい、日本をもっと好きになってもらいたかったからです。 ーJENESYSで一番印象に残っていることは何ですか? 橋詰:派遣先の学校の生徒と交流をした際、学校の生徒がおみやげとして私たち一人一人にマレーシアならではのものをくれたことです。 向本:同年代の生徒との交流が一番印象に残っています。マレーシアの生徒は勉強に対する姿勢や新しい文化に対する好奇心が高く、とても刺激を受けました。 松林:ホームステイです。一日だけの体験でしたが、マレーシアの有名なところへ連れて行って下さったり、マレーシアの料理を食べさせてもらえたりと、本当に貴重な経験をさせて頂きました。また、一般的な生活をすることで、Pray room(祈祷室)がたくさんあるということや、ムスリムの決まり、食事の仕方、礼拝についてなどをたくさん学べました。 柳沢:みそ汁をホストファミリーに紹介した時に、興味を持って話を聞いてくれて、「今度作ろうね」とホストファミリーが話をしていたのをみた時、とても嬉しかったです。また、自分たちのプレゼンテーションを興味を持って聞いてくれることが嬉しくて印象に残っています。

【インタビュー】JENESYS2009に参加したモンゴルのムンフチメグ・エレデネビレグさんにインタビューを行いました。

JENESYS
国内プログラム
ムンフチメグ・エレデネビレグさんは2009年11月にJENESYSプログラムに参加しました。現在英国の大学院に留学中のエレデネビレグさんは、この夏にインターンシップ制度を利用して再来日し、大阪で約1ヶ月インターンを行った後、JICE本部を訪問してくれました。 ―どうしてJENESYSプログラムに参加したのでしょうか?  私は小学校に入学した頃から日本の文化や日本語に興味を持ち始めました。私が通っていた高校では、自国語と第一外国語とは別にもう一つ他の言語を学べるようになっていて、5年生の時に私はドイツ語と日本語の選択肢から迷わず日本語を選択しました。JENESYSプログラムについては勉強しているうちによく知るようになり、いつか参加することを夢見て、2009年のプログラムの参加者となるよう努力しました。この夢を叶えたことについては、10年経った今でも自分で自分を褒めています。また日本に行くのは私にとって初めての海外経験でした。 ―一番印象に残っていることは何ですか?  毎日、毎秒がとても意義のあるもので、夜遅くまで眠りたくなく、日本の日常生活を経験するために、朝もとても早く起きていました。藤村さん宅でホームステイしたことは、紛れもなく滞在中のハイライトの一つです。また、中央大学を訪問した際、学生組織の代表に会いました。彼は日本人ではなく、大学で学ぶ傍ら、ソフトバンクでアルバイトをしていました。中央大学ブランドの贈り物と一緒に、留学生活について話してくれました。彼の話を聞き、周りの日本の大学の文化を見て、より一層留学したいと思うようになりました。さらに、東京にある外務省を訪問した時はとても緊張しましたが、同時に誇らしくも思いました。全ての瞬間がとても特別なものでしたので、食べ物、場所、匂いと出来事、その全てを思い出すことができます。また広島の被爆者の証言も忘れられません。証言を聞いてとても心が動かされ、原爆が日本人の記憶や科学技術との関係性に与えた影響について深く理解しました。

【インタビュー】MIRAI2018科学技術に参加した英国のトーマス・ゴンダさんにメールでインタビューを行いました。

その他
国内プログラム
トーマス・ゴンダさんは2019年1月にMIRAIプログラムの一環として「科学技術」をテーマとするプログラムに参加しました。ゴンダさんは、東京大学生産技術研究所と英国王立美術大学が共同で運営している「東京デザインラボ」にインターン研究生として留学中です。 ―どうしてMIRAIプログラムに参加したのでしょうか?  私がMIRAIプログラムへの参加を決めたのは、日本はいつでも魅了してくれる国であり、その文化だけでなく世界経済における日本の役割についても深く理解できるユニークな機会だったからです。これまでに様々な国に住んできたので、異なる環境や文化そして人々の中にいることは、常に豊かな経験となるということを私はよくわかっています。 ―一番印象に残っていることは何ですか?  MIRAIプログラムは、凝縮された1週間で幅広いトピックと産業を経験できる良い機会だと思います。このような経験は、特に私のような若い学生には滅多になく貴重なものです。プログラムに参加して、政府、産業、研究機関、そして日本の人々がそれぞれとどう関わっているのか、日本の科学技術の仕組みをよく理解できました。日本国内のことを理解することにより、国際社会における日本の役割も理解することができました。もう一つは、広島の原爆からの生還者、被爆者の証言が記憶に残るものでした。その話には本当に心を動かされました。日本人の記憶に、そして日本人と技術との関係性に原爆がどう影響したのかをより深く理解しました。

【インタビュー】MIRAI2018日本の政治・安全保障に参加したベラルーシ共和国のアナスタシア・サウコワさんにメールでインタビューを行いました。

その他
国内プログラム
アナスタシア・サウコワさんは2018年11月にMIRAIプログラムの一環として「日本の政治・安全保障」をテーマとするプログラムに参加しました。サウコワさんは、大学で第二外国語として日本語を学び、今年3月に開催された在ベラルーシ日本国大使館主催の日本語弁論大会で見事、第三位に入賞しました。 ―どうしてMIRAIプログラムに参加したのでしょうか?  約3年間、私はベラルーシ共和国のミンスク国立言語大学(以下MSLU)で日本語を学んできました。しかし、これまで「太陽が昇る国(日本)」には行ったことがありませんでした。 私の専攻は通訳と翻訳です。日本人とベラルーシ人との間でコミュニケーションを確立するのを助けるためには、日本のあらゆる面をよく理解していることが不可欠です。そのため、私は自分の視野を広げようと決めました。日本に関する興味と熱意を持ち、日本文化や日本語に関係する様々なイベント、例えば、映画週間、文化祭やワークショップ、ボランティアやアートコンテストなどに参加して経験を積みました。長年にわたって日本の世界観、歴史、そして伝統についての本を読んできました。また、日本の歴史ものの映画に魅了されました。 日本の人々に出会い、日本とベラルーシは地理的に離れているものの、二国間には共通点があり、精神的に似ている部分があると分かりました。そして、MIRAIプログラムに参加することで、自分の仮定を確かめたく、また気づきを広めたくなったのです。 さらに、私は常に旅に出て、新しいことを見つけようとしてきました。勉強だけでは足りないと感じていましたし、宝石が発見されるのを待って輝いているように、このプログラムからたくさん学ぶことができるのではないかと強く思っていました。他にも大学の先生たちが日本でのプログラムの良い点をたくさん話してくれましたので、助言に従って申請し、幸運にも参加することができました。 ―一番印象に残っていることは何ですか?  それは日本そのものです。様々な形、色と影、風味や好みなど全てが印象的でした。見て、聞いて、食べて、自分が来日前に期待していたものと比べて楽しみました。外務省や名高い大学を訪問した時、文化的なワークショップに参加した時、主催者や参加者と経験を分かち合った時、夜に通りを歩いた時、天ぷらを食べ抹茶を飲んだ時、日本で過ごした全ての瞬間を大事にしています。その国の空気に飛び込んで、その人々と話すことによって自分自身を豊かにして、世界観を再考することができました。 プログラムの中で一番印象深いのは、被爆者講話でした。広島の原爆とグローバルな協力について真剣に話し合うことができました。私は、チェルノブイリ原子力発電所での壊滅的な原子力事故に苦しみ、今でもそのような巨大な災害の傷を負っているベラルーシの一市民として、彼女が感情をこめて話してくれた話に深く同情しました。 手短に言えば、プログラムは私の勉強や将来に役立つものでしたので、日本語と英語を上達させてくれた先生方、私を選んでくれた在ベラルーシ日本国大使館、そしてよく計画された活動と忘れられない経験をくれたJICEと日本外務省に感謝します。

【インタビュー】JENESYS2.0参加者で、日本でトレーニング中のマラソン選手メアリー・ジョイ・タバルさんにインタビューを行いました。

JENESYS
国内プログラム
メアリー・ジョイ・タバルさんは2014年9月、JENESYS2.0の一環として、マラソン交流のプログラムに参加しました。タバルさんは、フィリピン女子マラソン選手で、リオデジャネイロオリンピックにも出場しているほか、2017年の東南アジア競技大会の女子マラソンでは金メダルを獲得しています。JENESYS2.0での訪日時にお世話になったコーチと連絡を取り、2016年から日本でのトレーニングを開始しました。現在は東京オリンピック出場資格を得るために、日本を練習拠点として日々トレーニングを続けています。  ―どうしてJENESYS2.0に参加したのでしょうか?また、JENESYS2.0で一番印象に残っていることは何ですか? 日本は世界で競える、トップクラスの国のうちの一つだったので、スポーツ交流のプログラムに参加しました。プログラムの中で、特別に東京と山梨にあるいくつかのトレーニング施設やレース会場を訪問することができました。日本食を楽しみ、富士山を見ることもできました。山梨学院大学の学生たちと一緒に行ったトレーニングは、私にとって初めて同じ年頃のアスリートと一緒のトレーニングであり、とても印象深いものでした。  ―JENESYS2.0への参加は、あなたのキャリアにどのように影響を及ぼしましたか? JENESYS2.0に参加した後、フィリピンのトップアスリートの一人として、日本での経験を共有しました。また、恵まれない子供達への草の根プログラムを実施して、子供達に走ることを教えました。

問い合わせ先

JICE 国際交流部 青少年交流課

03-6838-2730