JICEの国際交流とは

参加者の声

【インタビュー】JENESYS2018マレーシア派遣に参加した長野県篠ノ井高等学校の学生がJICEを訪問しました。

JENESYS
海外プログラム

JENESYS2018マレーシア高校生派遣事業に参加した長野県篠ノ井高等学校の生徒及び引率教員がフィールドワークの一環としてJICEを訪問し、JENESYS参加生徒4名によるマレーシア研修成果報告等が行われました。JENESYS参加生徒の橋詰さん、松林さん、向本さん、柳沢さんにインタビューを行いました。

ーどうしてJENESYSに参加したのでしょうか?

橋詰:学校が私たちにJENESYSに参加するチャンスをくれたので、参加することができました。

松林:海外に興味がありたくさんの経験ができそうだと思ったからです。

向本:もともと海外留学に興味がありましたが、一歩踏み出す勇気がなかった時に学校でJENESYSのプログラムを知って参加したいと思いました。

柳沢:自分の視野を広げるため、海外プロジェクトに参加したいと考えたためです。また、日本の伝統文化・ポップカルチャーなど日本の良い面を知ってもらい、日本をもっと好きになってもらいたかったからです。

ーJENESYSで一番印象に残っていることは何ですか?

橋詰:派遣先の学校の生徒と交流をした際、学校の生徒がおみやげとして私たち一人一人にマレーシアならではのものをくれたことです。

向本:同年代の生徒との交流が一番印象に残っています。マレーシアの生徒は勉強に対する姿勢や新しい文化に対する好奇心が高く、とても刺激を受けました。

松林:ホームステイです。一日だけの体験でしたが、マレーシアの有名なところへ連れて行って下さったり、マレーシアの料理を食べさせてもらえたりと、本当に貴重な経験をさせて頂きました。また、一般的な生活をすることで、Pray room(祈祷室)がたくさんあるということや、ムスリムの決まり、食事の仕方、礼拝についてなどをたくさん学べました。

柳沢:みそ汁をホストファミリーに紹介した時に、興味を持って話を聞いてくれて、「今度作ろうね」とホストファミリーが話をしていたのをみた時、とても嬉しかったです。また、自分たちのプレゼンテーションを興味を持って聞いてくれることが嬉しくて印象に残っています。

生け花の実演
マレーシアでの学校交流

ー派遣先の人々との交流の中で、日本についてどのような説明や実演をしましたか?その時の反応はどうでしたか?また、日本についてどんなことを質問されましたか?

柳沢:日本のポップカルチャー(アニメ)に関連させて、忍者の歴史を楽しめるようなプレゼンテーションをしました。とても興味をもって聞いてくれて、知っていることがあれば反応を示してくれるのが嬉しかったです。日本は、美しくきれいな伝統文化があることを伝えたくて、実演では生け花をしました。みんな興味を持って聞いてくれて、生け終わったら拍手をしてくれました。

松林:口頭の説明よりもソーラン節や華道・書道の実演の方が興味を示してくれたと思います。日本の四季について興味を持っていました。アニメのこともよく知っていて、おすすめの食べ物や場所について質問されました。

橋詰:伝統的な踊りであるソーラン節を踊った時、マレーシアの人々がすごく盛り上げてくれました。また、三線でキロロの歌を歌った時も反応がよかったです。

向本:交流した生徒や先生はとても好意的な姿勢で説明中もうなずいたりしながら聞いてくれました。最終日のプレゼンテーションでは招待した期間中に関わった人々に自国(マレーシア)の食べ物は何がおいしかったか、どの建物が印象にのこっているかなど質問され、おもてなしの心を感じました。

ー報告会で発表したアクションプランで今までに実践したこと、これから行う予定がありましたら教えてください。

柳沢:たくさんの人に情報を伝達するために、学校内で何度か発表し、校外でも発表をしました。

松林:マレーシアで学んだこと、日本のここがすばらしいと分かったことを校内や校外で広めています。

橋詰:「私たちはよりよい世界をつくるために3Rの取り組みを続けることを約束します」というアクションプランのもと、たくさんの人々に3Rの取り組みの大切さを伝えていきたいと思っています。

向本:今回の縁を大切にしたいと思っています。交流した高校でパートナーになった女の子とSNSで繋がった関係を大切にしたいです。

青少年スポーツ省訪問

ーJENESYSに参加する前と後とで、自身の将来について何か考えが変わりましたか?

橋詰:もともと栄養士になりたかったのですが、このような国際交流プログラムのコーディネーターの仕事もいいなと思うようになりました。

松林:元々海外に目を向けた職に就きたいと思っていましたが、更にその意志が強くなりました。交流を通じて、異なる文化を知ることはとても楽しかったです。これからももっと海外の文化を知りたいと思いました。

向本:英語が必要な仕事はかっこいいなという漠然とした憧れから、英語スキルがもっと必要だと、自分のすべきことが明確になった気がします。

柳沢:以前は日本から出たくないと考えていましたが、この海外派遣プログラムで他国の価値観が違う人と触れ、交流するのが楽しいと感じたことがきっかけとなり、今では将来海外へ出て幅広く社会に貢献したいと考えるようになりました。

ーこれからJICE国際交流プログラムに参加する人たちへアドバイスをお願いします。

橋詰:派遣国に行ったら、日本人でかたまって日本語を話すのはなく、派遣先の人々と積極的にコミュニケーションをとることが一番大切です!

松林:不確かな英語でも、相手の方は聞き取ろうとしてくださると思うので、臆することなくたくさんコミュニケーションをとると楽しいと思います。

向本:今回参加するにあたって、日本について伝えることが必要になりましたが、まだまだ知らないことがたくさんありました。だからまずは自分の国のことを知り、誇りを持つことの大切さに気づいてほしいです。

柳沢:若い時期に海外へ行って、自分の考え、意志を持ち行動することは、とても大切なことだと感じます。積極的に行動していくと自分の考えがすごく変わって楽しくなります。ぜひ参加して頑張ってください。

JICE訪問時の成果発表
JICEにて 左から、橋詰さん、柳沢さん、向本さん、松林さん

問い合わせ先

JICE 国際交流部 青少年交流課

03-6838-2730