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国際研修 代表的な研修プログラム例

危機におけるリーダーシップ

研修内容・特徴

本研修は、国の省庁及び公的機関に所属する上級職(局長以上)者を対象とする。参加者は、当該分野における第一線で活躍する専門家から講義を受け、政治、経済、経営、戦争・紛争、自然災害、重大事故等、様々な「危機管理」への知見を深め、事前の対応策と共に、危機に際してのリーダーの在り方について学ぶ。研修期間は1週間。

目的

  1. 様々な分野の危機に関し、その概要や背景、対応策等についての知見を得る。
  2. 危機管理におけるリーダーの役割、在り方について学ぶ。
  3. 危機管理におけるチーム活性化のスキルを習得する。

研修カリキュラム

内容 手法
1. 危機管理におけるリーダーシップとチームビルディング 講義
意見交換
2. リーダーシップスキルとチーム活性化に使われるワークショップ手法 講義
意見交換
グループワーク
3. 経済危機におけるリーダーシップと組織の在り方 講義
意見交換
グループワーク
4. リーダーとは ~各国での事例~ 講義
意見交換
5. 研修のまとめ ループワーク

プログラムの様子

シナリオプランニング手法の第一人者によるワークショップ。(2020年2月実施クウェート国各省庁上級職員研修)
中東に将来起こりうる危機を事例として、ケーススタディを実施。グループワークでは、各グループとも活発な討論がなされた。(同上)
前・在クウェート日本国大使館特命全権大使による講義。危機に際してのリーダーの在り方、及び将来のクウェートへの提言等について伺った。中東での体験を基にした講義は緊迫感があり、参加者は、身近に起こりうる危機として捉え、危機に際してのリーダーの役割、在るべき姿について学び、活発な意見交換をすることができた。(同上)
本研修では意見交換、グループワーク等を多く取り入れることで参加者が主体的に学ぶ機会を設けている。(同上)
リスク分析ワークショップ(同上)

参加者の声

"危機に対する細かい分析、職員との情報共有、予測可能な危機への充分な準備について自国でも伝えていきたい。" (2019年度 クウェート汚職行為防止庁 事務局長代理)

"チームで動くこと、的確な判断が重要であること、情報共有の大切さを学ぶことができた。" (2019年度 クウェート電力・水省 発電・蒸留プラント部門 次官補佐)

"所属組織の災害復旧計画を見直し、必ず全ての市民が助かるように努めていきたいと思う。" (2019年度 クウェート行政管理委員会 情報システム部門 次官補佐)

当該分野での研修実績

2019年度 クウェート行政管理委員会「危機におけるリーダーシップ研修」 11名(事務次官、事務次官補対象)
クウェート行政管理委員会「リーダーシップ研修」 12名(中堅幹部職員対象)
2015年度 ベトナムホーチミン国家政治学院「リーダーシップ研修」 8名
2013年度 ベトナム共産党中央委員会事務局「リーダーシップ・マネジメント研修」 23名

問い合わせ先

JICE 国際研修部 研修課