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国際研修 代表的な研修プログラム例

救助・救援能力向上

研修内容・特徴

本研修の特徴は実技指導及び図上演習訓練である。参加者は災害現場での基本的救助方法及び指揮能力を維持向上させる訓練に参加する。特に過去に発生した各種災害を図上訓練で擬似体験をし、指揮能力を向上させることができる。平均的な研修期間は1週間である。

到達目標

  1. 基本的な結索技術を習得し、災害現場で活動できる。
  2. 基本的な傷者救出・救助技術を習得し、応急手当ができる。
  3. 中規模な災害(傷者10名程度)について、指揮・コントロールができる。
  4. 様々な災害種別に応じた教訓を学び、安全管理能力を向上させ、迅速かつ安全な救助活動が可能となる。

研修カリキュラム

内容 手法
1. 救助基本 講義
実技
2. 救助技術・救護技術 講義
実技
3. 災害指揮 講義
図上演習
グループワーク
4. 災害事例教訓と安全管理 講義
5. 実動訓練 部隊・指揮訓練
6. 成果確認 筆記・実技

プログラムの様子

日本の災害現場での経験のある講師が、日本の災害事例・救助事例を写真や図面を使い講義を行う。
災害現場で応用可能な結索技術等の実技指導を実施し、成果確認も行う。
演習は図上を主とし、講師の想定に基づく指揮訓練を実施。各自が所属する部隊と、模擬の傷者等も指定し、災害現場の緊迫感を演出し能力強化を図る。

参加者の声

"本研修を通じて、災害現場での活動に自信が持てるようになった。災害現場での経験豊富な講師の講義・指導が受けられ、地元に戻って部下隊員に教えることが出来る。図上演習では、それぞれに任務が与えられ、自ら訓練に参画する手法は、今後の訓練に大変参考になった。安全管理の講義は今まで受けたことが無く、今後指揮活動の重点としたい。結索法は少ない器材・器具で確実に救助する方法であり、災害現場で活用・応用ができる。" (2019年度9月青空救助隊第3期現場指揮研修「陝西省西安市」李洋洋西安支部隊長)

当該分野での研修実績

2019年度9月 中国青空救助隊第3期現場指揮研修「陝西省西安市」 参加者101名
中国青空救助隊第2期現場指揮研修「北京市大興区」 参加者98名
2018年度9月 中国青空救助隊第1期現場指揮研修「山東省威海市」 参加者103名
2016年度8月 中国青空救助隊の訪日研修(東京消防庁等) 参加者7名
2014年度7月 中国青空救助隊の訪日研修(静岡市消防局等) 参加者8名

問い合わせ先

JICE 国際研修部 研修課