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オマーン国Royal Court Affairs訪日団がJICEを訪問

中東 国際研修

オマーン国Royal Court Affairs(以下、RCA)のズヘール・アルクサイビ副団長を代表とする訪日団が2013年8月29日にJICEを訪問しました。

今般の訪日目的は、自組織の人事制度の改善、特に仕事へのモチベーション向上のためのアイディア及びチームワークとしてのコラボレーション実践例の情報収集です。

冒頭のJICE山野幸子理事長の歓迎挨拶において、RCA訪日団のJICEへの訪問を感謝するとともに、JICEがさまざまな分野で中東地域における人材育成プログラムを展開していることを説明し、今回を契機にRCAとは相互に理解を深め、信頼できるパートナーとして関係を築いていきたい旨を述べました。

山野理事長歓迎挨拶
アルクサイビ副団長ご挨拶

それに対してアルクサイビ副団長は、RCAは人事制度改善を目的とした委員会を9年前に立ち上げ、現在は世界7カ国と連携しており、今回の訪問の中で、アルクサイビ副団長は、新たに日本との連携を検討していていること、そして各国の実践例を視察し、どのモデルが最も良いか比較検討していることを述べられました。

その後、内藤真知子研修事業部参事より、JICEの事業概要及び中東地域での実績を紹介し、平川伸明総務部長より、日本の人事制度についてJICEの人事制度を例にとって説明しました。また、研修事業部国際研修課の清水丈司職員より、JICEの人材育成プログラムについて中東地域の事例を交えて各国の背景やニーズに合った研修事業について解説しました。その後の意見交換においては、RCAの持っている具体的な課題やニーズが提示され、双方活発に質問や意見、情報交換などが行われました。

内藤参事による事業概要説明
平川部長による人事制度の説明
清水職員による人材育成プログラム説明
意見交換の様子
サイド・アルアズリ情報企画総局課長

今回の訪問を機にJICEはRCAと協力関係を築き、オマーン国のニーズに合う研修プログラムを提供し、共に同国が抱える人材育成の課題解決に取り組んでいく方針です。

集合写真
【後列左より】清水(国際研修課)、芳根和子副課長(国際研修課)、川越寛之課長(人事課)、内藤参事(研修事業部)、中村稔部長(研修事業部)、打田斉道課長(計画課)、関口高裕(総務課)、櫻岡範子(国際研修課)
【前列左より】平川部長(総務部)、アルアズリ情報企画総局課長、山野理事長、アルクサイビ副団長、ヤフヤ・アルハジリ企画相談室専門官、ヒラル・アルファイバーニ人材育成委員会事務局担当官

総務部総務課 関口 高裕 記