事業ニュース

平成25年度 SJAHI ジュニア・インストラクター研修

中東 プロジェクト支援

JICEでは昨年度に引き続き、サウジアラビア日本自動車技術高等研修所(Saudi Japan Automobile High Institute, 以下SJAHI*) から研修生4名を招へいし、ジュニア・インストラクター研修(2013年9月19日~12月12日)を実施しました。当該研修は自動車技術の基礎や新技術、教授法、日本式の職業訓練教育法の分野を集中的に学習させ、SJAHIの自立的運営・管理の強化に貢献できる人材を育成することを目的としています。

今回海外に渡航した経験のない研修生が多く、来日当初は日本の近代的な街並みや、交通機関が充実していることや自然の豊かさに驚いていました。また日本人の時間に正確なところや丁寧さ、また道に迷った時に親切に助けてくれる日本人の多さにも感動していました。研修中は異文化に戸惑うこともあったようですが、研修先での講師の方々のご配慮のおかげで、快適に過ごすことができたようです。

研修生は初めにビジネスマナー、日本の文化、日本語研修、職業訓練教授法の研修をJICEで2週間受けた後、日本の自動車メーカーにて研修を受けました。日産自動車株式会社、いすゞ自動車株式会社、本田技研工業株式会社、三菱ふそうトラック・バス株式会社、マツダ株式会社、トヨタ自動車株式会社の全6社にて研修を受ける中で、自動車整備技術や各社の特徴について学ぶだけでなく、顧客へのサービス精神も学びました。 また研修を受ける中で、どのように授業を行えば聴き手を惹きつけられるのかといった生徒の学習意欲を刺激するための取り組みも学ぶことができたようです。


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JICEでの日本語研修 マツダミュージアム見学 自動車メーカーでの実技研修

研修の最後に行われた、研修受入れ機関の関係者を招いての報告会では、日本で学んだ研修内容のまとめと、研修で学んだことをどのように今後のSJAHI運営に応用していくかという視点から、研修生一人一人がプレゼンテーションを行いました。 帰国後は約6カ月の集中研修、その後インストラクター・アシスタント研修を経て、一人前のインストラクターとして独り立ちしますが、「日本での研修を通して学んだ自動車技術や教授法を、帰国後はSJAHIで実践したい」と意欲的でした。

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修了式
 (左から:シャダード アルマルワニ、ムハンマド アルトワイルキ、サーレフ アルカルニ、アブドゥッラー アビド、JICE 山野 幸子 理事長)
報告会でのプレゼンテーション

研修関係者の皆様には、研修において熱心かつ懇切丁寧なご指導を頂き、研修生を暖かく迎え入れて下さいました。経済産業省、一般社団法人日本自動車工業会(JAMA)、自動車メーカー各社、その他研修を行ってくださった各企業の皆様をはじめとする多くの方々のご協力に感謝いたします。

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JICEスタッフとの集合写真


*SJAHIはサウジアラビア政府の要請を受け、日サ官民(日本側は独立行政法人国際協力機構(JICA)とJAMA)の合同プロジェクトとして2002年9月に設立された研修所です。その後JICEが経済産業省からプロジェクトを受託し、専門家派遣、機材供与、研修生受入事業を継続しています。


研修事業部 海外協力課 籏持 薫