事業ニュース

JICE・中日友好協会共同事業「平成25年度 日本ボランティア訪中プログラム」

中国 複合(事業)

 JICEと中国日本友好協会による共同事業として、東日本大震災被災地におけるボランティア事業に関わる学生・市民・行政官(訪中団15名)と四川省におけるボランティア事業に関わる学生・市民・行政官との交流プログラムを2013年11月14日(木)から2013年11月19日(火)まで、実施しました。
 訪中プログラムは、中日友好協会及び四川省人民対外友好協会によって企画され、2013年4月に発生した四川省芦山県地震の復興事業・ボランティア事業に関する視察・意見交換、四川大地震の都江堰市復興プロジェクト、四川師範大学青年ボランティアとの意見交換・交流などが行われました。
 日本側からも、岩手県、宮城県、福島県のボランティア活動の様子や、復興状況についてプレゼンテーションが行われ、貴重な情報交換が行われました。
 日本側参加者からは、中国の個々の具体的な活動事例が参考になった他、プログラム全体としても、「復興に向けた取組みを共有できたことは非常に有益であった。」「普段、震災に関わる活動をしていると、目の前の活動や自分の団体にしか目が行かず、大局的なものの見方ができなくなりがちだが、今回のプログラムでは、異なる国情の下で活動する方々の熱意ある発表を聞くことができ、非常に良い刺激になった。国情や制度は日中で異なっても現場で活動している方の熱意は変わらないと感じた。」との評価がありました。
 また、震災復興ボランティアや災害復興に関する情報・意見交換だけでなく、行程全体を通して極めて友好的にプログラムが進行され、互いの友情を育み、友好交流の促進という成果を上げることができました。
 JICEとしては、今後とも日中両国間の相互人材交流を継続的に支援していきたいと思います。 最後に、この度の訪中団を温かく受け入れて下さった中国日本友好協会、四川省人民対外友好協会ならびに四川省の多くの方々のご尽力に厚く御礼申し上げます。

芦山県4.20震災再建計画展示館 視察
芦山県震災地体育館仮設住居区 視察
芦山県における震災救援と 復興状況に関する説明視察
四川省雅安市関係者との情報交換
四川省青年連合会・ 四川省ボランティアとの座談会
都江堰市復興プロジェクト視察
日本側プレゼンテーション
(岩手県・宮城県の復興状況紹介)
日本側プレゼンテーション
(ボランティアセンターの活動、 市民のまちづくり活動紹介)
日本側プレゼンテーション
(東北大学・福島大学の 学生ボランティア活動の紹介)
四川師範大学学生との意見交換

東北支所長 長山 和夫
留学生事業部留学生課 小林 ひかり

四川師範大学での紹介はこちら→http://news.sicnu.edu.cn/?act=view&contentId=5119

以上