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Juntos!!ブラジルでのIEEE中南米ロボット・コンテストHumanoid Robot Racing部門で日本とブラジルの各チームが受賞!

中南米 国際交流

 JICEが実施団体として企画・運営する「Juntos!!対日理解促進交流プログラム」で、ブラジルのレシフェで開催されたIEEE(米国電子電気学会)中南米ロボット・コンテストに出場した東京工業大学、東京電機大学がHumanoid Robot Racing部門でそれぞれ1位・2位を独占しました。

第一位 東京工業大学チーム
第二位 東京電機大学チーム

 本ロボット・コンテストは今年で15回目を迎えますが、日本の外務省がFEALAC(アジア中南米協力フォーラム)においてアジアと中南米の間でロボット・コンテストを行うことを提案したことを踏まえ、昨年からアジアからの参加が認められました。
 派遣国でのコンテスト参加という形で「日本を発信する」という体験を通じて、学生たちは多種多様な自らの「気づき」を得たようです。「ブラジルの小学生・中学生が大勢見学に訪れていたが、彼らの真剣な視線に将来への期待感を覚えた。」「幼いころからロボットに触れる機会があるレシフェの教育の高さに感銘した。」等のさまざまな「気づき」が、在サンパウロ日本国総領事館の中前隆博総領事訪問時に各学生から報告されました。加えてレシフェ近郊に位置する世界遺産のオリンダ地区を訪問し、日本からの参加者が「派遣国を知る」というもう一つの目的も達成されました。

 同コンテストでは、外務省とIEEE間の合意に基づき、昨年からFEALAC賞が設置されています。清水優史東京工業大学名誉教授が審査員を務めた当該賞はブラジルのRecife Racingというチームに授与されました。FEALAC賞受賞チームは,今年度内に日本を訪問し、東京工業大学、東京電機大学で関係者との交流を行うと共に、ロボット関連施設等の視察を行う予定です。

FEALAC賞 Recife Racingチーム

本プログラムの詳細報告は追ってご紹介します。
過去の青少年交流事業についてはこちら→ https://www.jice.org/exchange/
外務省のHPはこちら→ http://www.mofa.go.jp/mofaj/la_c/m_ca_c/page4_002448.html

※Juntos!!:スペイン語、ポルトガル語で「共に!」の意味。2014年安倍総理大臣中南米訪問時、サンパウロで行った外交スピーチにおけるキーワードです。

問い合わせ先:国際交流部青少年交流課
03-6838-2730