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JENESYS2017 台湾の大学生訪日団第1陣が来日しました

アジア 国際交流

台湾では、ここ近年、食品への有害な添加物や成分の混入が問題視され、食の安全にかかる意識が高まっています。
このたび、JICEは日本台湾交流協会からの委託を受け、JENESYS2017 台湾招へい第1陣プログラムを企画・実施しました。台湾の大学生・大学院生30名が何思慎団長(輔仁大学教授)及び荘淑君女史(中華経済研究院)の引率で来日し、7月12日から7月20日まで東京都、千葉県、神奈川県を訪問しました。
アジア大洋州を対象としたJENESYS2017は外務省による「対日理解促進交流プログラム」の一つで、本事業は、日本とアジア大洋州の各国・地域との間で、対外発信力を有し、将来を担う人材の招へい・派遣を通じて、政治、経済・産業、社会、文化、歴史等への理解を深め、かつ人的交流を通じた一層の相互理解を進めることを目的としています。 開講式には、台北駐日経済文化代表處から林世英教育部部長及び黃聖明秘書、外務省アジア大洋州局中国・モンゴル第一課から長田洋司外務事務官、また日本台湾交流協会から松寺富貴子総務部副長がご臨席されました。

開講式・オリエンテーション

テーマを日本の「食」に係る取り組みとする本訪日団は、関係省庁の講義を通じて、食品の安全基準、食育を学び、食品加工工場で、和食に欠かせない鰹節の製造工程を視察する等、日本人の食文化に触れました。また千葉県農林総合研究センターでは、日本の農産物・食品安全への取り組みについて理解を深め、千葉県鴨川市での2泊のホームステイ後、ホストファミリーと共に同市内の大山千枚田での自然体験を楽しみました。藤沢市の日本大学食品ビジネス学科での学生たちとの交流では、JAさがみ・わいわい市の視察、「食」をテーマとする講義とディスカッション、食品加工実習所見学、学生手作りのパイナップルケーキの試食等を通じて、相互に異なる食文化を学ぶことができ、有意義な時間となりました。
最終日の報告会では、学生より、日本食品の安心安全についてよく理解できた旨の発表があり、中華経済研究院洪宜民所長及び日本台湾交流協会柿澤未知総務部長が講評を行い、JICE国際交流部川越寛之部長から修了証が渡されました。

グループディスカッション及び全体会
報告会

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国際交流部青少年交流課 03-6838-2730