事業ニュース

武道を通じた日本文化理解
ベトナム カントー大学で剣道ワークショップを開催

アジア 日本語教育 留学生受入支援

JICEは2017年8月3日、ベトナム南部メコンデルタ地域のカントー大学で剣道を通じた日本文化理解ワークショップを開催しました。本ワークショップは円借款「カントー大学強化事業」の日本語研修の一環としてJICEが企画したもので、同研修受講者21名に加えて、カントー大学の関係者やカントー市越日友好協会の方々など計37名が参加しました。


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剣道の「礼」を実践する参加者

前半は、剣道2段保持者でもあるJICE日本語講師手島利恵が、剣道の成立背景や文化的な位置づけについて日本語で説明を行い、人材育成担当として本事業に携わるカントー大学講師のヴァン・ファム・ダン・トゥイ氏がベトナム語に通訳しました。また、ゲストとしてお越しいただいた、本事業施設設計コンサルタントチームの内山保晴氏には居合道の形をご披露いただきました。その後、参加者は、日本語研修受講者をグループリーダーとして、新聞紙で竹刀を作り、礼、すり足、面、胴といった剣道の基本的な動きを練習し、最後には実際に打ち込みや試合稽古を行いました。


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居合道の形を実演される内山氏
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竹刀作りの手本を見せる
グエン バン カイン工学部講師(右手)
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カントー市越日友好協会の方々も
剣道を体験
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剣道の形を練習する受講者
左手前:グエン バン ティ人事部職員

参加者からは、「礼法の大切さについて学ぶことができた」、「漫画やサムライ映画で剣道について知っていたが、初めて体験できてよかった」などの声が聞かれました。また、本邦大学院への留学を控える日本語研修受講者は、講師の説明を日本語で理解し、呼びかけに対して、通訳を待たずに、直接日本語で応じる場面も多く見られました。
JICEの日本語教育は、実践的な日本語の運用力だけでなく、日本の文化への理解をも高められるようカリキュラムを作成しています。今後も日本語研修受講者の来日後の研究活動がより実り多いものとなるよう、努めてまいります。


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ワークショップの運営に携わった日本語研修受講者
2列目右から5番目:JICE日本語講師手島


留学生事業第一部留学生事業課
田中 彩菜


(本事業並びに日本語研修については下記のリンク先の記事もご参照ください。)
http://sv2.jice.org/news/2017/07/post-265.htm