JICEでは、2017年9月25日~27日にかけて、山野幸子理事長、増野雄一研修事業部国際研修課長、井出訓紳総務部中国室長、香取菲総務部中国室職員が北京を訪問しました。
今回の北京滞在においては中国国家外国専家局、中日友好協会、在中華人民共和国日本国大使館及び国際協力機構(JICA)中国事務所を訪問しました。
中国国家外国専家局では、夏鸣九 国家外国専家局副局長と会談しました。会談では、JICEが2011年より「境外培訓機構(海外研修機関)」として国家外国専家局より認可を受けて実施している訪日研修の実施状況について報告を行いました。また、中国において日本人専門家を受け入れる体制づくり及び日本語の教育と発展を図るための協力関係の構築などについて意見交換をしました。
中日友好協会では、JICEと中日友好協会との間で実施している共同事業について進捗確認を行ったほか、次年度の活動の方向性について協議を行いました。「中国人日本語教師の能力向上に資するプログラム」、「日中大学生の文化やスポーツ分野における交流プログラム」、「消防・防災分野の人的交流プログラム」などが双方より提案され、より良い事業実施のために、引き続き議論を行っていく事を確認しました。
在中華人民共和国日本国大使館では、石月英雄公使を表敬訪問し、JICEの中国における事業概要について説明いたしました。石月公使からは、これまでの参加者の人的ネットワークの重要性や活用方法についてのアイデアをいただき、今後のJICEの活動の参考となる大変有意義な訪問となりました。
JICA中国事務所では、最近のJICAの中国における活動状況について説明を受けました。中里太治所長から、現在のJICAの活動範囲が日中双方にとって有益である分野や民間企業を支援などにシフトしている説明を受けました。
今回の訪問において、中国の変化のスピードの速さを実感することができ、常に情報を更新していく必要性、また、スピード感を持って中国で活動していく事が非常に重要であることを認識しました。今年は日中国交正常化45周年にあたり、JICEがこれまで培ってきた人的ネットワークを最大限活用し、微力なりとも日中友好に貢献できるよう活動してまいります。
総務部中国室長 井出訓紳