JICEは、2018年1月26日、新宿区立新宿西戸山中学校（岩永　章校長）の生徒の職場訪問受け入れを行いました。同校は、学習カリキュラムの一環として東京都内の企業等を訪問するプログラムを毎年実施しており、研修事業部を主体としたJICEにおける同様の受け入れは、三度目となります。JICE事業の説明や研修員との交流、ワークショップ等を通し、中学一年生の男女6名にとって将来の職業選択の一助とすべく行われました。

今回のプログラムでは、本年度実施中の研修「在職職業訓練指導員の能力向上事業（第4期）」において日本語カリキュラムを受講中の研修員２名（インドネシア出身のアストリさん、スリランカ出身のシャーンタさん）と訪問した中学生たちが交流する機会を設けました。現在の仕事のやりがいや面白さ、日本と母国との文化の相違についてなど、メモを片手に研修員とコミュニケーションを図る彼らの姿が印象的でした。
ワークショップでは、生徒の皆さんが研修コースの企画に必要な食事手配を体験しました。研修員の文化・生活を想像し、食に関する日本とのつながりなどについて意見を出し合い、理解を深めました。

JICEに到着した時は緊張した面持ちの6名でしたが、職業に関するQ＆Aセッションでは質問が活発に飛び交いました。また、ワークショップが楽しかった、JICEのお仕事や国際協力について様々なことを学べたという感想をいただきました。JICEで得た学びが、彼らの思いや将来など次のステップへとつながっていくよう、今後ともよりよいプログラムの実施に努めて参ります。

研修事業部国際研修課　佐藤　華