事業ニュース

SDGs体感インターンシップ及び留学生のための就職研究会を実施

複合(地域) 国際研修 留学生受入支援 複合(事業)

 JICEは国立大学法人茨城大学(以下:茨大)との包括的な連携協力協定(ご参考:JICEの連携協力協定機関)に基づき、2019年度は以下の連携事業を実施しました。

1. SDGs体感インターンシップ
 同インターンシップは、国際協力の課題解決手法(Project Cycle Management :PCM手法)を学び、論理的思考を養いつつ、世界的な潮流となっているSDGs(持続可能な開発目標)について理解を深めることを目的とした茨大学生向けのプログラムです。人文社会科学部の二・三年生5名と農学部の三年生1名の計6名が参加しました。
 本プログラムは2019年10月の毎水曜日に全5回(40時間)行われ、双方向に活発な意見交換を行うワークショップ形式をとり、JICE研修事業部の若手職員がファシリテーターを務めました。PCM手法を実際に体験することを軸に置き、SDGs17項目で取り上げられている「気候変動」をテーマにプロジェクト案の検討を行い、最後にチームで報告を行うという構成でした。
 プログラムの中で、「気候変動」に知見のあるベトナム行政官(日本に留学中)を講師に招いた際には、英語で積極的な意見交換がなされました。また、外務省(国際協力局地球規模課題総括課)や日本航空株式会社本社の訪問を通して、学生から「国や企業のSDGsに係る取組みを学ぶことで、理解が深化した」、「世界的視野を持つことができた」という感想も聞かれました。
 最終日の報告会には茨大の太田寛行理事・副学長等にもご臨席いただき、5日間の成果をチーム全員で披露しました。また、終了後に設けられた学生とJICE若手職員の交流の時間は、国際交流分野や就職活動の話題で盛り上がり、達成感と安堵感に満ち溢れた場面となりました。

2. 留学生のための就職研究会
 茨大キャリアセンターが水戸キャンパスで実施する全8回の就職研究会において、2020年1月22日と2月5日の両日、JICEの前人事課長とキャリアコンサルタント有資格者が講師を務めました。中国・ベトナムの大学院生に対し、「採用側の人事担当の視点」からのアドバイスや面接の練習等を行いました。

 今後も、学生の「世界に対する俯瞰的理解」の促進、外国人留学生の日本での就職支援等、世界・地域を結びつけた「グローカル」を意識しつつ、JICEは大学との関係構築を進めてまいります。

留学生事業第二部 齊藤 牧、研修事業部 樽見 正子、山下 侑記、開発・企画部 大岡 夕伽子

ベトナム行政官(留学生)との意見交換
JICE本部でのワークショップ
報告会(中央前列右:茨大 太田理事、左:JICE平川常務理事)
茨大水戸キャンパス就職研究会でのアドバイス