事業ニュース

SDGs × 国際協力 / 交流 / 多文化共生 海外で働く業界理解
インターンシップを実施しました

複合(地域) 国際研修 留学生受入支援 複合(事業)

 JICEは国立大学法人茨城大学との包括的な連携協力協定に基づき、2020年度は以下の連携事業を実施しました。

1. SDGs × 国際協力 / 交流 / 多文化共生 海外で働く業界理解

 2019年度から開始したSDGs(持続可能な開発目標)について理解を深めることを目的とした茨城大学学生向けのインターンシップについて、2020年度は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行の環境下に鑑みWEB形式にて実施しました。

 茨城大学iOP(internship Off-campus Program)の認定プログラムとして、2020年12月の毎水曜日15時から3時間ずつの計4回(12時間)実施され、水戸・日立・阿見の3キャンパスから5名が参加しました。JICEの人事部職員がファシリテーターを務め、双方向に活発な意見交換を行いました。冒頭、JICEの若手職員による主要事業(留学生受入支援、国際研修、日本語教育、国際交流)の紹介及び外部講師によるSDGs基礎理解講座のインプットを行った上で、JICEカンボジアプロジェクト事務所員や日本在住の元留学生との対談、実際の研修事業へのWEB参加を経て、各学生がJICE事業×SDGsのプレゼンテーションを行いました。

 最終日の12月23日(水)には、茨城大学の太田寛行学長及びキャリアセンター小磯重隆准教授、小泉崇人支援室長並びにJICEの平川伸明常務理事臨席のもと、各学生が発表(「SDGsの観点からJICE事業を紹介する」)を行いました。各発表は留学生事業、国際交流事業(主にスポーツ)、技術協力課題(フォローアップ等に係る人手不足・遠隔教育)をAIで解決、教育者受入研修事業と示唆に富む内容で、JICEにとっても大変貴重なアイデアを得ることができました。また、学生の皆さんからは、「国際的な場で働く覚悟が生まれた」「人生を見直すきっかけとなった」と感想があり、関係者も感銘を受けました。今後も、本連携協力協定事業が茨城大学、JICE双方にとって果実をもたらすものとなるよう期待しています。

2. 留学生のための就職研究会

 茨城大学キャリアセンターがWEBで実施する「留学生のための就職ガイダンス」に対して、「採用人事担当者が見る志望動機」等の内容を含む20分の音声付発表資料を提供させていただきました。併せてJICEの日本語教材『はたらくための日本語』もご活用いただきました。

 今後も、学生の「世界に対する俯瞰的理解」の促進、外国人留学生の日本での就職支援等、世界・地域を結びつけた「グローカル」を意識しつつ、JICEは大学との関係構築を進めてまいります。

人事部人事・教育訓練課 二木 桂奈、留学生事業第二部 齊藤 牧、開発・企画部 大岡 夕伽子

左上 茨城大学 太田寛行学長、左下 JICE 平川伸明常務理事、中下 茨城大学キャリアセンター