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JDS留学生向け日本文化体験「風呂敷講座」を開催しました

アジア 留学生受入支援

JICE北海道支所は2021年9月7日(火)、北海道支所所管のJDS留学生を対象にオンライン日本文化体験「風呂敷講座」を実施しました。本講座は、コロナ禍において留学生も様々な機会が制限される中、日本の大学で得られる学術的な学びの機会に加え、日本文化に直接肌で触れられる機会を持つことによって、日本に関してより理解を広げることを目的として企画されました。講座には7名のJDS留学生が参加しました。

今回は、近年札幌を中心に精力的に風呂敷活用術を広めている、一般社団法人日本風呂敷マスター協会の認定団体、『結び屋ゆいく』の齋藤のりこ先生に登壇いただきました。参加者はまず、風呂敷包みにまつわる1300年の歴史とそこに反映される日本の心、また近年、地球環境に配慮する意味合いで風呂敷が再び注目されていることについて学び、その後、風呂敷の実用的な使い方を体験しました。体験の際には講座開催に先駆けて作成した揃いのJDS風呂敷と小風呂敷が使われました。

着物姿の齋藤先生の笑顔あふれる指導はわかりやすく、「真結び」を一瞬でほどく様子や、一枚の布が様々に形を変え多目的に使われる日本の知恵に驚きの声が上がり、参加した留学生や一緒に参加したご家族にも笑顔の広がる講座となりました。

本講座の最後に参加者による感想の共有を行った際には、留学生の出身地域での布使いについて紹介があった他、「環境への配慮のためにもエコバッグのように風呂敷を積極的に使っていきたい。日本人ももっと活用するべき。」「風呂敷という言葉は聞いたことがあったが、初めて風呂敷を使う体験ができてとても嬉しい」「自国の伝統的な布を使って日本の風呂敷包みをすることで文化融合が生まれる」などの声が聞かれました。

本講座の後に行ったアンケート結果でも、参加者の評価は大変高く、「通常の包装に比べて環境に優しく、また自国にはない日本特有の文化として目新しく、贈り物をするときに是非使ってみたい。相手を思う気持ちがより表現できると思う。」などのコメントが寄せられました。

JICEは今後も独自の取り組みでJDS事業の価値を高め、長期的な目的の一つである知日家・親日家の育成につなげていけるよう努めてまいります。

北海道支所 廣田 繭

JDS留学生が風呂敷の活用方法を体験する様子
JDS留学生の家族も一緒に風呂敷体験を楽しむ様子
結びやゆいく公認講師 斎藤のりこ先生