文化庁委託事業「就労者に対する日本語教師初任研修」の実施に関して
複合(地域)
日本語教育
JICEは文化庁から受託した「令和3年度日本語教育人材の研修プログラム普及事業 就労者に対する日本語教師初任研修」を実施しました。7月~10月にコース1、9月~12月にコース2、11月~2月にコース3の3コースをオンラインで実施し、合計70名の方が受講されました。
すべてのコースで、グループごとに、研修で学んだことを生かしつつ、実現可能で多様なコースデザインを発表しました。
参加者からは、
「社会人経験もあるので就労者の支援もできると考えていたが、就労現場の多様さを想像できていなかった。就労現場での日本語教育に求められているものを知ることができ、視野が広がった。」
「グループがそれぞれ違う設定でコースデザインをしたので、自分たちが触れることがなかった就労者、求職者のことを知ることができた。コースデザインと言っても切り口がいろいろあり、今後の日本語教師としての方向性の参考になった」
「発表もそれぞれ別の視点があり興味深かったが、それ以上に、今日の発表にたどり着くまでの歩みがとても有益だったと思う。暗中模索の状態が続いたが、互いの意見を出し合い、それをすり合わせる作業を乗り越えて、発表を終えることができ、少し自信がついた。」
などといった声が聞かれました。

コース1受講者(25名)

コース2受講者(18名)

コース3受講者(27名)
本研修で学び、感じたことを就労者に関わる教育現場で活用されることを期待しています。
JICEはこれからも就労分野における日本語教育に尽力してまいります。
国際協力推進部 日本語教育事業課
田中 弥生