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国際協力/交流 海外で働く業界理解インターンシップを実施しました

複合(地域) 国際交流 留学生受入支援 複合(事業)

 JICEは国立大学法人茨城大学(以下:茨城大学)との包括的な連携協力協定に基づき、2021年度は以下の連携事業を実施しました。

1. 国際協力/交流 ~海外で働く業界理解インターンシップ~

 茨城大学学生向けのインターンシップは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行下に鑑みWEB形式にて実施しました。今年度は、人文社会科学部(水戸キャンパス)から2名、理学部(日立キャンパス)から3名が参加されました。

 茨城大学のiOP(internship Off-campus Program)として認定された本プログラムは、2021年11月、計4回のオンラインプログラム・課題発表(10時間)及び資料準備・考察(20時間)の構成で、JICEの人事部職員がファシリテーターとなり、双方向に活発な意見交換を行うワークショップ形式で実施しました。当センターのスリランカプロジェクト事務所職員や、アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)プログラムで来日中のケニア人留学生とJICE事業に係るWEB対談を行ったほか、外務省・対日理解促進交流プログラムのカンボジアの過去参加者に対するフォローアップ「日本の食文化バーチャルツアー」では、学生による食文化紹介レクチャーを行いました。

 最終日の11月25日(木)には、茨城大学の太田寛行学長、久留主泰朗理事・副学長及びキャリアセンター小磯重隆准教授、町島毅キャリア支援室長並びに当センターの戸塚信男理事臨席のもと、各学生が「茨城県内企業・組織の海外展開」をテーマにプレゼンテーションを行いました。前半の「茨城✕ケニアの企業進出」では食品流通や地熱発電設備等の展開について、また後半の「茨城×世界への発信」では茨城県産の農作物、茨城県における世界初の取り組みについて発表が行われ、示唆に富む素晴らしい内容に出席者一同感銘を受けました。プログラムを終えて、学生の皆さんからは「茨城のことを深く研究し理解することができた」などの感想が寄せられ、本プログラムは成功裏に終了しました。

2. 留学生のための就職研究会

 茨城大学キャリアセンターがWEBで実施する「留学生のための就職ガイダンス」に対して、「採用する日本企業の実際を知る」をテーマに20分の動画付PPT資料を提供させていただきました。併せてJICEの『はたらくための日本語』教材もご活用いただきました。

 今後も、学生の「世界に対する俯瞰的理解」の促進、外国人留学生の日本での就職支援等、世界・地域を結びつけた「グローカル」を意識しつつ、JICEは大学との関係構築を進めてまいります。

人事部人事・教育訓練課 二木 桂奈、留学生事業第二部 齊藤 牧、開発・企画部 大岡 夕伽子 

上段中央 茨城大学 太田寛行学長、中段左 JICE 戸塚信男理事、下段左 茨城大学キャリアセンター
下段右 茨城大学 久留主泰朗理事・副学長