清水職員の講演は「中東とはどこから見た東の真ん中でしょう?」という問いかけから始まり、異文化コミュニケーションの基礎概念のレクチャーをおこなった後、文化や背景が異なる同士がより良い関係を築くために私たちができることを提案。さらに、自身のパレスチナでの体験をもとに、双方が安心してコミュニケーションをとるために覚えておくと良いアラビア語のフレーズや、現地の魔除けのお守りなどもご紹介しました。
カタールでワールドカップが開催されたことで、中東・イスラーム圏の文化や慣習などについての興味が深まった方も多かったようで、時折身を乗り出してスライドを覗く生徒もいて、熱心に耳を傾けていました。
講演終了後には、清水職員の恩師である山之内先生より「このように卒業生の活躍を見られるのは嬉しい。」と約6年ぶりの再会を喜ぶ声をいただいたほか、藤野統括校長からは「中東とアラブ諸国は遠い文化のイメージだったが、日本人と似た考え方もあることがわかり、親近感を覚えた。」との感想をいただきました。
JICEはこれからも多文化共生と国際理解の推進の一助となる活動を続けてまいります。