JICEは、9月19日、バーレーン王国人事局と公的部門における人材育成に関する協力の覚書を締結しました。この覚書は、バーレーンの公務員の能力向上のためJICEが訪日研修を実施することについて、両者が互いに連携を取りながら取り組んでいくための枠組みとなるものです。
今回の覚書締結はバーレーンの皇太子来日とそれに伴う首相との会談に合わせて行われました。当初バーレーン側から日本政府に打診があり、外務省が日本の国際協力・人材育成機関としてJICEを紹介したことにより、締結の運びとなりました。ペニンシュラホテルで行われた署名式では、JICEからは山名健司専務理事、バーレーンからはアブドゥラティフ・ビン・ラシド・アル=ザヤニ バーレーン王国外務大臣が出席し、両国関係者が見守る中、双方が署名し覚書を交換しました。
JICEとバーレーン政府の関係においては、2013年に地方自治・都市計画省と農業分野での研修実施についての覚書を締結しています。それから12年が経ち、この度の人事局との新たな覚書締結は、さらに両者の関係を飛躍させる契機となります。
本覚書をバーレーン国との人材育成協力に関する様々なプログラムを発足させるための土台ととらえ、先方との協議を通じて、質の高い訪日研修を実施してまいります。JICEの活動を通じて、日本とバーレーンの間の関係深化に貢献できることを願っています。
国際研修部 研修課