JICEは3月14日、厚生労働省委託「の一環として、日本語初級の外国人求職者と企業の交流・面談会を実施しました。本会は、「外国人就労・定着支援事業」の研修受講者と外国人の雇用を検討する企業との交流会を通し、研修受講者の日本語レベルや資質などの潜在的な能力を実感してもらい、円滑な就職・採用に繋げることを目的とし、厚生労働省・東京商工会議所・JICEの3者共同で開催したものです。東京商工会議所に所属する12の企業と、本事業の受講者及び修了者 60名が参加し、JICEのセミナールームを利用して実施しました。
面談会に先立ち、企業向けには日本語初級者である参加者とのコミュニケーションが円滑にできるよう、JICEから本研修における受講者や外国人従業員とのコミュニケーションのコツについてのセミナーを行いました。受講者には日本における就職活動でのマナーや職場習慣に関するクイズ、日本語ミニセミナーなどを実施し、企業の担当者と話す際のマナーや言葉遣いについて復習する時間を設けました。
58名の参加者が、交流・面談会終了後に個別面接に臨みました。この面接を経て数名の受講者の採用が決定しました。1名の採用が決定し、また半数以上が次の選考へと進んでいます。
本イベントは、受講者にとって多様な業種の話を聞き、各社の担当者から直接会社の説明を受け、個別面接の機会を得る貴重な場となりました。参加企業からは「外国人財に働いてもらうために、業務自体も明確化しなければならないと実感した。外国人の方にも働きやすい職場環境を作っていきたい」「また開催するのであれば、やさしい日本語での資料と、未経験の人にもわかりやすい資料を用意したい」などの声が寄せられました。
JICEは今後も、外国人就労者や外国人を受け入れる企業・団体の支援に積極的に取組んで参ります。
多文化共生事業部 就労支援課