日台技術協力は、2002年にODA予算による台湾への技術協力が終了した後、2003年より台北駐日経済文化代表所経済部からの依頼に基づき、JICEにおいて1年間に5～6案件の研修生の受入を実施しています。

　JICEでは、2012年末までに43案件155名の研修生を受入れており、2013年は9月から12月にかけて5案件を実施します。

2013年の初回となる研修として、「適正計量管理事業所システム研修」を9月9日から13日まで実施し、台湾経済部標準検験局の研修生4名が参加しました。

　本研修では、経済産業省、厚生労働省、地方自治体、民間企業の計量部門担当者から講義や説明を頂き、また、関連施設の見学を実施しました。研修生は当該分野における日本の最新技術を学ぶと同時に、各講義・視察の終了時には活発な質疑応答が行われ、日本の計量分野の専門家との有意義な交流を行うことができました。また、研修最終日には、講師を交えて懇親会を行い、研修成果を共有するとともに、今後も継続的に交流していくことが確認されました。
　JICEでは、引き続き台湾からの研修生の受入れを継続し、同国の発展と交流に貢献してまいります。

研修事業部国際研修課　柏木みどり　記