JICEは2014年8月18日から10日間、日本の最先端・再生可能エネルギー分野の知識と日本の文化・自然・歴史等についての理解を深めることを目的として、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国にある環境未来都市マスダル・シティの中心に位置する大学院大学であるマスダルインスティチュート(以下、MI)の学生、社会人のグループ13名を日本に招聘しました。
JICEは2012年よりMIの学生を対象にインターンシッププログラムを行ってきました。今回の短期訪日研修は、アブダビ首長国ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子のサポートにより始まった次世代エネルギーリーダー育成プログラム(YFEL)の一環として、経済産業省の支援のもと企画されました。本研修を通して得た経験をアブダビ首長国及びUAEに広め、日本との友好親善に寄与することを目指しています。
今回はYFELとして初めての海外短期研修であり、JICEは10日間に亘り、日本語教育、日本文化紹介、最先端エネルギー事業を展開する民間企業、再生可能エネルギー分野の大学研究機関などにおいて多岐にわたるエネルギー分野の研修を実施しました。また、プログラム最終日には、キャリド・オムラン・アルアメリ駐日UAE全権公使、中山幹康東京大学大学院新領域創成科学研究科教授、中野義昭東京大学大学院工学系研究科教授をはじめ、各受入企業や関係者の方々をお招きし、歓送会を開催しました。参加者は本研修を通じて学んだ日本のエネルギー分野における高度先端技術と省エネ対策、そして初めて体験する日本の文化や歴史について関心を高め、今後のアブダビと日本との更なる友好関係について意見を交換しました。
第一回目となる本プログラムを実施できましたこと、ご指導、ご支援いただきました関係者の皆様に深く御礼申し上げるとともに、JICEでは今後ともよりよいプログラムの実施に努めて参ります。
研修事業部 海外協力課
磯村 麻衣