JICEでは、中日友好協会との共同事業として、2011年より隔年で「日本ボランティア代表団訪中」プログラムと「中国ボランティア代表団訪日」プログラムを実施しています。
2014年については、両国のボランティア活動者の相互交流を促進するため、中国日本友好協会の郭寧部長を団長とする、様々なボランティア活動に携わる「中国ボランティア代表団」団員15名が、2014年11月9日から11月14日にかけて来日しました。
代表団は、社会福祉法人西宮市社会福祉協議会やアサヒビール株式会社吹田工場を訪問し、ボランティア組織を持つ地域密着型組織のミッション及び活動、また地域貢献を企業の社会的責任として行う企業の活動について学び、意見交換を行いました。
代表団は、人と防災未来センター、兵庫県こころのケアセンターと海外災害援助市民センター(CODE)を訪問し、1995年に発生した阪神淡路大地震の記録と復興、災害後のメンタルヘルスに関する取り組み及び神戸市民が海外(中国)で取り組む災害支援活動について学び、意見交換を行いました。
JICE本部では、中国ボランティア代表団員より中国でのボランティア活動及び訪日の感想成果について発表を行いました。公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンの今井悠介代表理事から、日本の児童が直面する貧困問題と学校外教育バウチャーによる支援についてプレゼンテーションを頂いた後、活発な質疑応答を行いました。
JICEとしては、今回の訪日プログラムを通じて、代表団員の皆さんが、日本におけるボランティア活動についての理解を深めるとともに、今後のボランティア活動に活かしていくことを願っています。
総務部中国室
香取 菲