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平成26年度アジア太平洋農村・農業金融「中小企業金融」訪日研修の実施

アジア 国際研修

アジア太平洋農村・農業金融協会(APRACA)の加盟機関であるフィリピン、バングラデシュ、パキスタンの銀行から農業金融、中小企業融資制度に係る銀行の職員11名がJICEの実施する研修に参加するため2015年3月12日に来日しました。
APRACAの下部組織である農業金融研修調査センター(CENTRAB)は同協会加盟機関の職員等を対象とした研修を諸外国で実施しており、中小企業金融及び農業金融に係る制度の向上を図っています。JICEはCENTRABより2010年からAPRACA加盟機関の職員等を対象とした中小企業金融・農業金融分野の訪日研修を実施してきました。今年度は日本の農業金融・中小企業融資制度に加え、最新の農業技術、その他の産業イノベーションとそれを支援する金融制度についての知見を学ぶことを目的とした訪日研修の依頼を受け、実施することとなりました。
訪日団は、3月13日の研修初日の日本政策金融公庫農林水産事業本部 小�尹典義農業経営上級アドバイザー及び清水良高グループリーダーの講義を皮切りに、民間企業の最先端植物生産工場の視察、農産物直売所の視察、城南信用金庫の講義で中小企業の融資制度を学ぶとともに、経済産業省、農林水産省で日本の農業金融政策と融資制度について意見交換を行いました。
訪日団は最後に総括と修了式を行い、3月18日に帰国しました。
今回の1週間の研修は、農業金融・中小企業支援の制度の概要やリスク管理などの講義に加え、現場での視察を通して成功例・問題点、更に自国での適用・運営が可能かを考察するより発展的な内容となりました。訪日団は現場での視察での起業家との意見交換や農産物直売所での運営方法・地元産業と連携事例を通して、最終日の報告会では自国での問題点をより明確にし、問題解決について具体的な意見交換に発展させることができました。訪日団は日本の政府及び民間による農業金融・中小企業支援の成功例から多く学び、また日本人の文化水準の高さと仕事に対する熱意に高い関心を示しました。
JICEは、今後ともよりよい研修の実施に努め、今後ともアジアの人材育成に協力します。


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日本政策金融公庫講義 産業技術大学院大学前田充浩教授(左)
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植物工場見学及び試食 農産物直売所視察
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民間信用金庫視察 民間信用金庫講義
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農林水産省講義及び意見交換 報告会


研修事業部 海外協力課 櫻岡 範子