JICEは2016年3月19日、バングラデシュの首都ダッカにおいて、人材育成奨学計画(JDS)バングラデシュ帰国留学生同窓会と共催で、写真展「Sugoi Japan」を開催しました。
本写真展は、JDSのフォローアップの一環としてバングラデシュからのJDS帰国留学生が日本留学時に撮りまとめた総勢200点以上の写真から同国のプロのカメラマンによって選ばれた70点の作品が、日本の「社会」、「自然」、「抽象」、「都市景観・建築」のテーマ毎に展示されました。当日は40名以上が足を運び、審査委員により選ばれた上位入賞作品が発表されました。
ゲストとしてArastoo Khanバングラデシュ商業銀行会頭(元計画省計画委員会メンバー)が招待されたほか、内田淳JICAバングラデシュ事務所次長、Md. Ruhul Amin財務省経済関係局課長らも参加し、帰国留学生とともに日本滞在時の思い出話に花を咲かせました。参加者からは、「写真を通じ、日本の文化や生活、日本留学の魅力が伝わってきた。」、「帰国留学生には、日本で学んだ知識、経験をこのバングラデシュの発展に、是非役立てて欲しい。」などのコメントがありました。なお、本写真展の開催にあたっては、バングラデシュの総合家電メーカーであるWalton Groupにもスポンサーになっていただきました。
JDS事業は、無償資金協力により開発途上国の若手行政官等を育成する目的で、バングラデシュでは2001年度から開始されました。これまで226名が日本の大学院で修士号を取得し、帰国後母国の開発に貢献しています。
JICEでは今後とも帰国留学生が日本の良き理解者として、日バ両国の友好の架け橋として、また、バングラデシュの発展に寄与する人材として活躍できるよう、フォローアップして参ります。
留学生事業部
JDSバングラデシュプロジェクト事務所
清水 恭代