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国家公務員(初任者)と人材育成奨学計画(JDS)留学生のワークショップを実施しました

アジア 留学生受入支援

JICE留学生事業部では、2016年6月21日(火)-22日(水)に、人事院が実施する今年度採用の国家公務員の初任研修に協力し、新任国家公務員(102名)と各国の行政官であるJDS留学生(19名)が、「日・ASEANの関係強化の意義・方策」をテーマにワークショップを行いました。冒頭、JDS留学生各国代表が自国の紹介を行い、ASEANの一員としての自国の位置づけや自国と日本の関係を説明しました。そして各グループに分かれてこれからの日本とASEANの関係について意見交換を行い、相互理解を深めつつ、提言をまとめました。

JICE本部にて2日間行われたこの研修の成果として、以下のようなコメントが寄せられました。

<新任国家公務員から>
・各国政府で働く行政官の生の話は、インターネットや文献からの情報では得られない、リアリティーがあった。
・ASEAN各国から日本に期待されること、日本のODAは大きな影響力があることを実感として捉える事ができた。
・「ASEAN各国にとっての日本」という視点を知ることができた。今後国際的な問題を考察する際に大きな助けとなる。
・各国の人々が日本にポジティブな印象を持っていることを認識できた。
・今回知り合った各国行政官と関係を維持し、いつか一緒に仕事がしたい。もっと多く行政官と繋がる機会がほしい。

<各国行政官であるJDS留学生から>
・日本の若い国家公務員が礼儀正しく、まじめに議論に取り組む姿勢に感銘を受けた。
・日本とASEANの若手行政官のネットワークを築くとてもよい機会だった。このような機会をもっと増やしてほしい。


JICEでは、人事院との連携の下、今後も将来を担う日本の若手国家公務員と各国のリーダーとしての活躍が期待されるJDS留学生とのネットワーク構築の機会の提供をして行きたいと考えています。

各国代表のプレゼンテーション
グループ毎のワークショップ
各グループの提言発表
グループディスカッションの成果
1日目参加者の集合写真

留学生事業部留学生課