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人材育成奨学計画(JDS)留学生のキルギス首相表敬訪問

アジア 留学生受入支援

 キルギス共和国(キルギス)における人材育成奨学計画(JDS)事業の2016年度留学生15名が、2016年8月6日、来日前にキルギス首相ソオロンバイ・ジェエンベコフ氏を表敬訪問しました。ジェエンベコフ首相は、2016年1月から3月まで、JDS事業の実施機関である国家人事局の局長としてJDS運営委員会議長を務められておりました。
 ジェエンベコフ首相は、「キルギスの経済発展と国民の幸福のため様々な開発課題に向き合う中で、目標達成のためには高度な専門知識をもった政府職員が必要不可欠であり、現在多くのJDS帰国留学生が行政機関において重要な職位で活躍していることを嬉しく思う」と述べられました。さらに表敬訪問をした留学生に対しては、帰国後に国の発展に貢献することへの大きな期待も示されました。留学生代表として環境保護森林庁マラット・スタムクロフ氏は、「古代からの歴史と特有の文化をもつ日本で勉強できることを嬉しく思い、日本で様々な知識や経験を得て、若い世代の代表として国の発展に貢献していく」と、2年間の日本留学に向け決意を表明しました。表敬の様子は、現地新聞やキルギス政府のホームページ等で大きく取り上げられ注目されました。
来日した15名の留学生は、公共政策、経済/ビジネス振興、運輸、農業/地域開発分野にかかる7つの大学院(研究科)にて、修士号取得のため日々研究活動に励んでいます。JICEでは、今後もJDS事業がキルギスにおいて、より成果を高められるよう、キルギス政府との連携を強化しながら運営を行ってまいります。

留学生事業部
JDSキルギスプロジェクト事務所
関口 ゆみ

首相表敬の様子
中央奥がジェエンベコフ首相