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平成30年度外国人就労・定着支援研修、出雲市会場の閉講式を実施しました

多文化共生

JICEでは、厚生労働省から受託し実施している「外国人就労・定着支援研修事業」の閉講式を、2018年11月11日に島根県出雲市の出雲市民会館において行いました。

JICEはこれまで愛知県、静岡県、東京都、大阪府等において厚生労働省事業である外国人就労・定着支援研修を展開してきましたが、出雲市で実施するのは今年度が初めてです。

出雲市には35か国約4,600名の外国籍住民がおり(全人口の約2.6%)、そのうちブラジル人が約73.5%を占めています。現在も出雲市へ転入するブラジル人は増え続けていますが、出雲市は互いの国籍や文化の違いを認め合う多文化共生を推進しています。

閉講式では山野幸子理事長から修了証書が受講者に授与され、吉村純九州支所長より受講者に向けた祝辞がありました。そして、約4か月にわたる研修を無遅刻、無早退、無欠席の受講者1名に対し、皆勤賞も授与されました。

全受講者は、閉講式の直前まで熱心に練習した日本語スピーチを行いました。

その内容はそれぞれ異なるバックボーンながら、日本語学習を継続し、今後のキャリアアップに活かしたいという力強いものでした。

式の終了後には懇親会が行われ、受講者とJICEスタッフ、日本語講師との意見交換が行われました。

九州支所では引き続き、多文化共生に取り組む自治体と共に事業を進めてまいります。

九州支所長

吉村 純

(左より、フランク冬馬九州支所職員、高木裕子日本語講師、岩田和美日本語講師、吉村九州支所長)
ブラジル料理を前に歓談する受講者の皆さん
受講者の皆さんとJICEスタッフ