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経済産業省若手職員研修 「第2回 海外行政官との意見交換会」の実施に協力しました

アジア 留学生受入支援

JICEは、経済産業省若手職員研修の一部として、人材育成奨学計画(以下、JDS)により来日中のJDS留学生との意見交換会の企画及び実施に協力しました。8月26日(月)、昨年度に引き続き2回目の開催となった本研修は、開発途上国の行政官である16名のJDS留学生が参加しました。

本研修は、参加者が今後他国行政官と折衝していく力をつけること、また共通のテーマについて意見交換することで、それぞれの視野を広げること、そして本研修をきっかけに長期的なネットワークを形成することを目的として実施しました。

研修の前半は8グループに分かれて、それぞれが担当業務における国の政策や課題に関するプレゼンテーションを行い、後半は「昨今の世界経済状況下における日本の外貨獲得政策」というテーマで、グループごとにディスカッションを行いました。実際に海外の省庁で働く行政官に対して、担当業務を紹介したり、通商政策について議論をしたりと、将来起こり得る折衝の場を体感し、同省職員とJDS留学生双方から貴重な体験であったとのコメントを多くいただきました。

休憩時間や研修後には、経済産業省職員とJDS留学生が積極的に交流する様子が窺えました。名刺交換だけではなく、SNSの連絡先も交換するなど、お互い気軽に連絡し合える関係性が構築されていました。今後、こうしたネットワークが我が国と各国との関係にもたらす化学反応を期待しています。今回知り合った行政官同士が、将来、実際の会議や交渉の場面で再会することがあるかもしれません。その時には、このネットワークが役立つことを確信しています。

留学生事業第一部 留学生事業課 

松本 すみれ

自己紹介の様子
担当業務や自国の政策などを発表
外貨取得について
自由にアイデアを出し合いました
経済産業省職員とJDS留学生が
共に考えを深めました
JDS留学生(タジキスタン)との意見交換
通商政策や産業振興支援についての
プレゼンテーション
プレゼンテーションに対してのコメント
経済産業省若手職員とJDS留学生の
記念撮影