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ファハド国王石油鉱物大学訪日研修を実施しました

中東 国際研修

 JICEは在日サウジアラビア王国大使館文化部からの依頼を受け、2019年8月15日から23日にかけてファハド国王石油鉱物大学からの訪日団(工学系大学生19名、引率4名)の訪日研修を実施しました。同大学では例年海外での研修旅行を実施しており、JICEによる実施としては9回目の訪日研修となります。
 本研修は日本の最先端技術や製造現場を見学して知見を深めることを主な目的としており、ロボットや自動車、分析・計測など様々な分野に関連する企業や大学、施設を訪問しました。JICEは、訪日団が体験的に学びを得られるよう、講義だけではなく工場の見学や学生との交流も研修内容に組み込みました。また、原子力発電の需要が拡大している近年の中東地域の現状を受け、原子力発電を導入するうえで欠かせない最先端の廃炉技術についても学べる内容としました。
 参加学生からは、研修終了後に「日本に戻ってきて働きたい」「今回訪問した研究室で勉強したい」という声もあがり、「日本」と「先端技術」に強い関心をもった様子でした。
 今回の研修が、サウジアラビア王国と日本の学生間交流プログラムに発展し、両国の相互理解と友好が一層推進されることを期待しています。

研修事業部国際研修課 宮川 優希 記

コミュタン福島(福島県環境創造センター交流棟)にて霧箱を見学
千葉工業大学スカイツリータウン®キャンパスにて、「ハナノナ」(花の写真からその花の種類を判定できるAI)を体験
島津製作所本社ショールーム「Science Plaza」にて、脳のはたらきを測る製品を体験
堀場製作所びわこ工場にて、同社の社是の前で、訪日団からの記念品とともに集合写真
最後列中央右:堀場製作所 海外営業部 小林 努ジョブリーダー、同中央左:訪日団団長 ハビバラ・イブラヒム=オマール教授