JICEは2020年1月31日（金）JICE本部にて、人材育成奨学計画（以下、JDS）で来日している留学生を対象に「JICE JDS Research Workshop」を開催しました。

本会の目的は、異なる大学で同じ分野を研究しているJDS留学生同士が、ネットワークを広げ、研究内容を発表する機会を提供することです。

第2回目となる今回は、「公共政策」と「インフラ」の2つの分野をテーマに開催し、各分野の研究科に属するJDS留学生計37名が参加しました。また、講評者として「公共政策」分野には明治大学の北大路信郷名誉教授（現 株式会社政策情報システム研究所代表取締役）、「インフラ」分野には横浜国立大学都市イノベーション学府の松行美帆子教授をお招きし、各発表への講評や今後の研究への助言を頂きました。

ワークショップは分野別に2会場に分かれて開催されました。3時間ほどで両分野共に6～8名が発表し、それぞれの会場からの質問や、講評者のコメントを聞く中で、熱心にメモを取る留学生の姿も見られました。これから論文執筆の佳境を迎える2年生にはもちろん、これから研究を始める1年生にとっても研究の進め方などを学ぶことができ、有意義な場となりました。発表会後には懇親会を行い、参加留学生同士の親睦を深めました。

参加者の出身国や日本での所属大学は異なるものの、「公共政策」、「インフラ」という共通項の課題を抱える留学生が「自分たちは同じ開発課題へ取り組むJDS留学生である」ことを再認識する機会となりました。同じ分野のJDS留学生同士のネットワークは、彼らの将来に役立つものと思います。

留学生事業第一部　留学生事業課
星野　未来