JICEは、2020年2月26日（水）に、人材育成奨学計画（以下、JDS）にて来日中の留学生を対象に、国宝 迎賓館赤坂離宮を視察するツアーを実施しました。本視察は内閣府迎賓館接遇課のご協力の下実施し、7か国8名の留学生が参加しました。

今回の視察において、日本の歴史や建築様式、また外交に対する姿勢を留学生が理解することで、新しいアイディアや視野の広がりを促し、ひいては日ごろの研究活動や帰国後の職務に役立てることを目指しています。

まず初めに、迎賓館のこれまでの歩みをご説明頂いた後、赤坂離宮の本館をご案内頂きました。玄関ホールから中央階段にかけて、絢爛豪華な建築様式や細部にまで拘った装飾を目にし、参加者からは感嘆の声が上がりました。また、各国の賓客をもてなす各間の視察では、西洋式建築の中に和をモチーフとした装飾や七宝焼などの美術品が融合している様子に対し、「日本の外交におけるおもてなしの姿勢を学んだ。」、「西洋と日本式建築が見事に融合している。」等の感想が聞かれました。次に訪れた和風別館においては、和風の意匠と純日本風のおもてなしをご紹介頂き、参加者は西洋式とは異なる建築の工夫や特性を学ぶことが出来ました。

留学生事業第一部留学生事業課
倉山 紗代子