カナダ国際開発庁(CIDA)プロジェクト代表からの一通の礼状
カナダ国際開発庁(CIDA)はベトナムの国会をカウンターパートとして政策支援を行っていますが、CIDAのプロジェクト代表からJICE理事長宛に感謝のメールが先日届きました。
3月14日~3月20日まで来日していたベトナムの国会社会委員会副委員長を団長とした国会議員と事務局幹部職員がわが国関係機関と意見交換を行い、成功裏に終了したことへの長文の礼状です。この礼状を見たJICE研修実施担当者の胸には熱くこみ上げるものがありました。
これまでJICEは、JICAの研修を中心として研修員受入事業を実施してきましたが、長年携わってきたことで国際機関や外国政府機関の間に徐々にJICEの存在が浸透し、最近では先方から研修運営の依頼をいただくようになってきました。それぞれ手作りの研修だけに苦労はありますが、終了後の感慨はひとしおです。JICEが得意とするところは、ネットワークを活かしながら、短い準備期間でもニーズを汲み入れ実施につなげるところです。特に今回は、短期間のスケジュールの中で民主党国会議員団との意見交換、福島瑞穂特命担当大臣との表敬・意見交換などが含まれ、担当者は実施確定にいたるまで胃が痛くなる、まさに「言うは易く行なうは難し」の日々が続きました。
昨年度、国際機関から依頼のあった研修は、GTZモンゴル、ADBブータン、UNIDOナイジェリアなどがありましたが、共通していることは、周到に事前準備を行い計画的に研修を運営していること、研修が実り多きものとなるよう心をこめて対応させていただいていること、等がJICEの取り組みを評価いただいている点のようです。今回のCIDAプロジェクト代表もこうした点を評価して下さっていました。
JICEは、研修計画策定はもとより、渡航の手配から研修現場の運営にいたるまで、すべて担当者がきめ細かく対応します。これからも、人とのつながり、支えを共有し、知をつなぎ、世界をつなぎ、未来をつなげるJICEでありたいと思います。
最後に、ベトナムのCIDAプロジェクト代表マイケル・マッカビーさんの結びの言葉、
“I look forward to other opportunities of cooperation with you.”
私たちも大事に取っておきたい言葉です。