ベトナム若手政治関係者向け交流・研修プログラム
「21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS Programme)」の一環として、2月16日(水)から23日(水)までベトナム若手政治関係者(30名)を招へいし、交流と研修プログラムを実施しました。
訪日団一行は、東京で日本の行政制度について講義を受講、その後、超党派日越友好議員連盟、民主党日越友好議員連盟それぞれを訪問し、鳩山前首相をはじめ30名以上の国会議員との懇談が実現しました。
その後、二班に分かれ秋田県、福岡県を訪問。秋田グループは、秋田県と仙北市を表敬し地方行政の現場を視察し、30名以上の秋田県議会議員、市議会議員に参加頂いた懇談会では、地方行政・農業・暮らしなどの話題が多岐にわたり、尽きないようでした。農家民宿ではきりたんぽ作りなど地域住民との交流を深め、初めて見る雪を楽しみました。
一方福岡グループは、ハノイ市と姉妹都市である福岡県、そして春日市を表敬訪問し、日本とベトナムにおける地方行政の在り方について意見交換を行い、活発な交流活動や歴史的共通点を学び、更なる友好関係の発展が期待されました。農家民宿では、着物の気付けや農村の生活体験などを通じ日本文化を学びました。各グループは、それぞれの訪問地で先端産業や地元伝統産業も視察し、日本の技術についての知識を深めました。
帰京後は、横浜市によるコンプライアンス推進に関する講義で、具体的な行政の取組みについて学びました。最後の歓送夕食会では、5名の日本の国会議員をはじめ多くの方に参加頂き更なる交流を深めたのと共に、秋田で習ったソーラン節や、ベトナムの踊りと歌を披露し、大盛況に幕を閉じました。
最後には団員より、「日本の行政、経済発展、市民生活などベトナムと異なる点が多い一方、歴史や平和さ、人柄など共通点も多く発見でき、より日本に親しみを感じることができた」などの声が多く寄せられました。